働く女性が増えて、専業主婦になる女性の数は少なくなりました。
しかし、専業主婦が育児や介護を担っている家庭もまだ多いです。
育児や介護など家庭の事情で、一時期専業主婦になっているという人もいます。
その一方で、専業主婦に対して、働けよという声もあります。
専業主婦はどの様な印象を持たれているのでしょうか?
それでは、専業主婦が嫌われる理由、専業主婦を嫌う人の特徴、どの様な人が専業主婦になっているのか、専業主婦の一日の過ごし方について紹介しますね。
専業主婦が嫌われる理由は何がある?
専業主婦が嫌われる理由を見ていきましょう。
夫の労働への感謝がない
専業主婦は、働きに行っていない、収入が無いのに、夫が働いていることへの感謝がないと思われがちです。
会社などで働くのは大変です。
専業主婦に対して、専業主婦働けよ、働きに行っている人の大変さを理解しろよ、と感じる人もいるようです。
働きに行っている夫に感謝はありますが、それ以上に家事や育児を負担に感じていて、大変さを分かってほしいと思っている専業主婦も多いのではないでしょうか?
働いていないのに控えめさがない
夫の収入で生活しているのに、控えめさがないという意見もあります。
しかし、収入にならない家事や育児・介護を担っている方もいますよ。
育児や介護は、会社で働くのとは違った苦労もあります。
金銭にならない働きをしている人にも、意見や主張はあるのではないでしょうか?
自由な時間が多いのに忙しいアピール
自由な時間が多いのに、専業主婦が忙しいとアピールするのは、いかがなものかという声もあります。
専業主婦に決まったスケジュールはありません。
しかし、夫が仕事に行く時間や子どもの学校に行く時間に合わせて食事を用意したり、家族の帰宅までに家事をしたりと、用事は多いです。
専業主婦であっても、完全に自分の自由時間を確保するのは難しいです。
自分は忙しいと感じている専業主婦の人は多いですよ。
視野が狭い
専業主婦は視野が狭いと言われます。
専業主婦、特に就学前の小さい子どもがいる場合は、どうしても行動範囲が狭くなります。
家族、近所の人、子どものお友達家族などが、普段会話を交わす人になります。
仕事上多くの人と会話をする人から見れば、視野が狭いと感じるでしょう。
しかし、狭い範囲の人間関係を大切にして、穏やかに生活している人も多いですよ。
仕事優先の人と、専業主婦では、ライフスタイルが違うのです。
昔の専業主婦よりはラク
家電が進化して、家事負担は減っていると言われています。
昔の専業主婦より家事をする時間は減っています。
しかし、子育てや介護をしている場合、家電に助けられているとしても、家事の量は多めですよね。
また、家事以外にも用事は多いです。
昔の専業主婦よりは家事の負担は減っていますが、家族の都合に合わせて行動すると自由時間はそれほど多くはないですよ。
不満が多く自己主張が強い
専業主婦は働きに行っていないのに、不満が多く、自己主張が強いという声もあります。
これは、専業主婦だからではなく、個人の問題ではないでしょうか。
専業主婦でも、フルタイムで働く人でも、不満が多い人、自己主張が強い人はいます。
ただし、専業主婦が不満を言うと、非難されやすいかもしれません。
働いていなくて自由時間が多いのに、つまりストレスが少ない環境にいるのに、不満を言っていると思われてしまうからです。
しかし、専業主婦でもストレスを感じることはありますよね。
専業主婦が感じるストレスは、フルタイムで働いている人には分かりにくいかもしれませんね。
家計が苦しいと言いつつ働かない
働いていないのに、家計が苦しいと言う専業主婦をしている人に対しては、厳しい意見も多いかと思います。
家計が苦しいのなら、専業主婦働けよ、という声もありますよね。
家計が苦しいと言いつつ働かない、と言われてしまうかもしれませんが、家計が苦しくても働かない事情があるのかもしれませんよ。
また、専業主婦をしているが、家計に余裕があって気楽だと思われたくないという人もいます。
その様な人は、専業主婦をしているけれど、決して金銭的に余裕がある訳ではない、と少しだけ主張しているのかもしれませんね。
専業主婦を嫌いという人の特徴
専業主婦を認めたくない、嫌いだという人もいますよね。
専業主婦を嫌う人の特徴をみていきましょう。
どこかで羨ましいと思っている
専業主婦を嫌う人はどこかで、専業主婦を羨ましいと思っているのではないでしょうか?
専業主婦は、自ら会社などで働かなくても、生活が保障されていると思われています。
そのような専業主婦の状況を羨む人もいます。
働きたくない兼業主婦からの単なる嫉妬
本当はあまり仕事が好きではなく、働きたくないが、生活の為に働いているという人もいます。
特に主婦をしながらパートなどで働く兼業主婦と言われる女性は、家事と仕事を両立するために忙しい生活をしています。
その為、兼業主婦の人に、専業主婦は時間に余裕があって羨ましいと思われるのかもしれません。
しかし、外で働いている兼業主婦の人を羨ましいと思っている専業主婦の人も多いですよ。
自身の生活の不満を外にぶつけている
自分自身の生活状況に不満がある人が、専業主婦を批判している場合もあります。
専業主婦が生活を保障されている(ように見える)からです。
これも専業主婦に対する嫉妬なのかもしれませんね。
旦那の収入がいくらあれば専業主婦になれる?
夫の収入がいくらあれば専業主婦になれるのでしょうか?
この問いに明確な答えはありません。
家庭により、事情は様々です。
もちろん、夫の収入が多い方が、専業主婦に慣れる可能性は高いです。
しかし、夫の収入が多くても、働いている既婚女性は多いです。
自身の収入が高くても配偶者に働いてほしいという男性はいます。
一方、夫が高収入でなくても、様々な事情で専業主婦になっている女性もいます。
どんな人が専業主婦になる?働きに出ない理由
どの様な人が働きに出ずに専業主婦になることを選んでいるのでしょう?
その理由を見ていきましょう。
子育てを頑張りたい人
子育てを頑張りたいから専業主婦になったという人は多いのではないでしょうか。
特に就学前の幼児がいる間は、子どもに寄り添いたいから、専業主婦になるという声もあります。
お金に困っていない人
世帯収入が高く、特に生活に困っていないので、働かず、専業主婦になっているという人もいます。
配偶者の収入が多いだけでなく、不労所得などがあって生活に困らない場合もあります。
仕事と家事の両立がうまくいかない人
仕事と家事の両立がうまくいかないので、働きに出ることをやめて、専業主婦をしている人もいます。
不規則なシフトで働く仕事の場合、仕事と家事の両立が難しいのかもしれませんね。
旦那に家にいてほしいと言われている人
夫に家にいてほしいと言われていて、専業主婦をしている人もいます。
自分が家事や子育てに時間を割くのは難しいから、家のことは専業主婦の妻に任せたい。
家のことは妻に任せて、仕事に集中したいと考える夫もいます。
しかし、近年では、夫が家事に参加することが普通になってきています。
妻に家にいて欲しいという夫は少なくなってきているのではないでしょうか?
子供の預け先がない人
三歳児未満の子どもがいる母親が働こうとする場合、保育などに入園させて、仕事をすることになります。
しかし、自治体によっては、保育園の空きがなく子どもを預けられないこともあります。
その様な場合、専業主婦になって、しばらくの間子育てに専念し、子どもが幼稚園や小学校に行くようになったら働こうと計画する女性もいます。
働きたくない人
働きたくないという理由で専業主婦になっている人もいます。
会社などで働くことが苦手な場合、自身が苦手なこと(仕事)をするより、働きに行く人のサポートに専念することを選ぶ人もいます。
専業主婦は昼間何してる?1日の過ごし方
専業主婦の1日の過ごし方をみてみましょう。
朝
家族の朝食の用意し、お弁当などをつくり、家族を送り出します。
中学生や高校生の子どもがいると、登校時間が早く、家を早く出るので、親も忙しいという声があります。
また、家族を送迎する人もいます。
幼稚園へ行っている子どもがいる場合は、自分と子どもの身支度をして幼稚園に送っていきます。
昼
家事、買い物、家族に頼まれた用事を済ませます。
未就園児の子どもがいる場合は、子どもと過ごしながら、家事などの用事を済ませます。
幼稚園児を迎えに行きます。(幼稚園児は帰宅時間が早いです。)
夕~夜
帰宅する子どもを迎えます。
その後、塾や習い事に送迎することもあります。
家族の食事の用意をします。
帰宅する夫を迎えます。
家族と夕食をとります。
夕食の片付けをしたり、子どもの世話をしたり、夕から夜は忙しい時間です。
また、子どもが複数いると帰宅時間が異なるので、対応する母も忙しくなります。
中学生や高校生は部活や塾で帰宅時間が遅めです。
専業主婦が嫌われる理由は?働けよといわれる訳や専業主婦を嫌いという人の特徴のまとめ
専業主婦が嫌われる理由、専業主婦を嫌う人の特徴、専業主婦が働きに出ない理由、などについて紹介しました。
・専業主婦が嫌われる理由
- 夫の労働への感謝がない
- 働いていないのに控えめさがない
- 自由な時間が多いのに忙しいアピール
- 視野が狭い
- 昔の専業主婦よりはラク
- 不満が多く自己主張が強い
- 家計が苦しいと言いつつ働かない
・専業主婦を嫌いという人の特徴
- どこかで羨ましいと思っている
- 働きたくない兼業主婦からの単なる嫉妬
- 自身の生活の不満を外にぶつけている
・旦那の収入がいくらあれば専業主婦になれるかは、家庭により事情が異なるので明確な答えはありません。
・どの様な人が専業主婦になるのか
- 子育てを頑張りたい人
- お金に困っていない人
- 仕事と家事の両立がうまくいかない人
- 夫に家にいてほしいと言われている人
- 子供の預け先がない人
- 働きたくない人
・専業主婦は、朝と夕方から夜は忙しいです。
仕事をしている人と専業主婦は、ライフスタイルが異なります。
お互いのライフスタイルを認めるようにしたいものですね!