自分の子供が勉強できない。
どうしてこんなことが分からないの?
イライラして子供のことを叱ってしまったり叩いてしまって罪悪感に襲われた。
小学生の子供の親でこのような経験がある方もいると思います。
ここでは子供を叩いてしまうときの対処法は?勉強できないで叱ると悪影響はあるのか?についてみていきたいと思います。
子供を叩いてしまう原因は?勉強できないと叱る理由
子供が勉強ができないと叩いてしまう、叱ってしまう。
そんな経験を持ち悩んでいる方もいるはずです。
ここでは、子供を叩いてしまう原因は?勉強できないと叱る理由をみていきたいと思います。
手が出てしまう場面を見ていくと、どうして私の言っていることを分かってくれないの?という不安や戸惑い、焦りといった感情をうまくコントロールできない場合が多いはずです。
叩くとその時だけはゆうことを聞いてくれるという経験や子供がおとなしくなって自分の気持ちが落ち着くなどといった経験はありませんか?
この叩くという行為によって自分の気持ちが落ち着くため叩くという行為に依存してしまうのです。
子供に期待をしてしまうからこそ、その期待どおりにならなかった時に不安になりたたく、しかるという行為に発展してしまうのです。
子供が勉強嫌いで集中できない
子供が勉強嫌いで勉強に集中できない、どうして子供は集中できないの?と思いますよね?
ここではその疑問についてみていきます。
子供の集中力が続かない、と悩んでいる方も多いようですが、子供の集中力はあまり長く続きません。
子供が集中できる時間は小学生では10分から15分ほどと言われています。
私たちが考えているより短いですよね?
このことを知ると集中力が続かないのはしょうがないか、と親の私たちも気が楽になりませんか?
勉強が嫌いで集中できないのか?そもそも集中力が続く時間が短い為勉強できないように見えるのかを観察してみるのもいいかもしれませんね♪
何度教えても理解してくれない
勉強を何度教えても理解してくれない、なんてことも悩みのひとつですよね?
子供が教えたことを理解できないことの原因はいくつかあります。
子供がどの部分でつまづいているのか?を教えている側も把握できていない場合があったり、その勉強内容に興味がなかったり、子供に学習内容が定着していないなど理解ができていないと感じる理由は様々です。
教えたことに対して理解ができないことを理解できるようになってもらうには色々なアプローチが必要になってくることを頭に入れておきましょう。
勉強が親のプレッシャーになっている
子供が勉強できないと子供の将来がいいものにならないのではと不安になってしまう。
だからこそ子供にはしっかりと勉強をして欲しいし勉強ができるようになって欲しい。
子供を思うそんな親心が親自身のプレッシャーになってしまい、子供に勉強をさせなければ、と必死になっている可能性もあります。
親の未熟さが表れている
子育ては一筋縄にはいきません。
私たちも子供時代をすごし、大人になっています。
親になって子供を育てることは誰にとっても簡単なことではなく、試行錯誤を繰り返しながらおこなっていくものだと思います。
始めから完璧に親業をこなすことができないのは当たり前です。
私達、親にも未熟な面があると思います。
そのことに対して悲観的になるのではなく、未熟であることを受け入れ、子供に対してどの様に接していくのかを考えるという姿勢が大切になってくるのではないでしょうか。
怒鳴りながら勉強を教える親もいる
中には子供に勉強を教える際に怒鳴りながら教えているなんて人もいることでしょう。
自分が一生懸命に勉強を教えているのになかなか子供に理解してもらえない、どうしてこんな簡単なことがわからないの?とイライラし、つい子供に怒鳴ってしまうなんてことも。
気持ちはすごくわかります。
でも怒って理解できるのであればいくらでも怒りますよね、このような時は少し冷静になることが必要かもしれません。
勉強中に子供を叩いてしまうことで起こる悪影響
勉強中に親が感情的になり子供をつい叩いてしまった。
この場合に起こる悪影響は?と気になっている方もいると思います。
ここでは勉強中に子供を叩いてしまうことで起こる悪影響についてみていきましょう。
子供はどのような影響をうけるのかを見ていきましょう。
子供は勉強するのが怖くなる
子供は勉強をして、できないと叩かれるという体験をすると叩かれるのが怖いため勉強をしたくないと言い出す可能性が出てきます。
勉強ができない→叩かれるという認知が勉強嫌いを助長してしまいます。
結果的に子供が勉強することが怖くなってしまうです。
子供の自己肯定感が下がる
勉強中に限らず、子供の叱り方を間違えてしまうと子供の自己肯定感が下がってしまいます。
なんでこんなこともわからないの?と言っていませんか?
この言葉をかけられた子供はどんな気持ちになるでしょうか?
こんなこともわからない自分はダメな人間なんだ、と失敗することに対して恐怖心を抱くようになり自分に自信が持てなくなってしまう可能性があります。
勉強嫌いになる
勉強ができなくて怒られた、叩かれたという経験がある子供は勉強が嫌いになってしまう可能性があります。
私たちもそうですよね、生きているとどうしても不得意なことが出てきます。
そのできないことに対して、もし人から怒られたり、叩かれたりしたら嫌な気持ちになりますよね?
大人でもそういった気持ちになるのに、ましてや感情や自己のコントロールができていない子供に関してはなおさらなことだと思います。
親との信頼関係がなくなる
親と子の関係は、親が子供へ与える愛情と、子供が親に持っている愛着感情で成り立ちます。
子供を叩いてしまうとそれにより愛情を感じられなくなり、親への愛着感情が培われることがなく育つことになり信頼関係がなくなってしまいます。
度が過ぎると教育虐待になってしまう
みなさん、教育虐待という言葉をご存知ですか?
教育虐待は児童虐待の一種で、親が子にいきすぎた教育やしつけを行うことです。
親が「子どものためになる」「将来、わが子に幸せになってほしいから」と、子どもに過剰な期待や心配をするあまり子供に手をあげてしまう。
子どもを追い詰めている意識を持てないのが教育虐待の問題点です。
勉強できない子供を叱る・叩いてしまうのをやめたいなら?
ここまで勉強ができないことで子供を叱る理由や、そのことに対する子供への影響を見てきました。
子供への影響を考えると勉強ができないことで子供を叱る、叩いてしまうことは極力やめたいですよね?
では、その方法についてみていきましょう。
子供ができたことを見つける
子供が勉強ができないことに目を向けすぎていませんか?
子供にも得意不得意があり、できないことがあればできていることもあります。
どうしてできないの?とイライラしてしまった時は一呼吸おいて、子供のできることに目を向けてみませんか?
昨日はできなかったこの部分はできるようになった、あと一息!
もちろん勉強以外のことでもよいです、今日はご飯を全部食べることができた!など些細なことでもよいです。
子供たちは子供たちのペースで成長しています。
できないことに目を向けるより、できることに目を向けた方が親の私たちも気持ちがよく子育てができますよね♪
自分の子供時代を思い出す
子を持つ親になるとどうしても子供を育てることに必死で自分の子供時代のことを思い出す機会なんてありませんよね?
でもこれをきっかけに一度自分の子供時代を思い出してみてはいかがでしょうか?
自分の子供時代、勉強が好きだったのか?それとも嫌いだったのか?
自分の子供時代を思い出して自分の子供と比べてみる。
すると何かヒントになるかもしれません。
自分の子供のいいところも見えてくるかもしれませんね♪
先生になったつもりで客観的な立場で教える
勉強を教えるってなかなか難しいです。
子供の思考や感覚は子供によって様々です。
子供自身の中に感覚が形成されていないとなかなか理解に繋がらないことも多々あります。
先生はいつも生徒たちが理解しやすいように試行錯誤しながら授業を行なっています。
それと同じように自分が子供だったらこの教え方はわかりにくいかな?などと考えながら先生になったつもりで客観的な立場から教えてみるのもいいかもしれませんね。
子どものやる気がない時は無理に急かさない
誰にだってやる気のない時はありますよね。
子供も同じです。
学校で嫌なことがあった、今日は疲れている、考え事をしている、他にやりたいことがある、そんな時もあります。
そんな時は無理に急かさすのをやめてみましょう。
他のことを考えながら勉強をするのも大変ですものね。
叩きそうになったら深呼吸して3秒耐えてみる
これはアンガーマネジメントの一種の方法です。
イライラしたらぐっとこらえて深呼吸してみましょう。
イライラは時間とともに鎮まるものです。
自分の怒りや感情をコントロールできるようになると子供を叱ったり、叩いてしまうリスクも減っていきます。
練習してみてはいかがでしょうか♪
勉強を教えるのは他人に任せてみる
いっそのこと勉強を教えることを他人に任せてみてはいかがでしょうか?
先にも言いましたが人には得意不得意があります。
私たち親が勉強を子供に教えるのが苦手であればそれを認めて、それが得意な他人に任せてみてください。
私たちのストレスも子供達のストレスも減り、お互い嫌な気持ちで過ごす時間が減るかもしれませんよ!
子供を叩いてしまうのはダメだけど勉強できないで叱るのは絶対悪ではない
子供が勉強ができないことに対してイライラしてしまい、叱ってしまう。
それ自体が絶対的な悪ではありません。
しかし子供をたたいてしまうのは避けたいところですね。
では勉強できない子供に対してどのような手だてが必要なのかをみていきましょう。
上手な叱り方
叱り方ひとつで子供を傷つけてしまう可能性があります。
ここでは子供の上手な叱り方についてみていきましょう。
まずは子供自身に勉強についてどこでどのようつまずいているのかを考えさせましょう。
勉強をすることで将来どのようによいことがあるのかを説明しながら勉強に興味を持たせていけたらいいですね。
頭ごなしに親の感情に任せて子供に怒るのではなく、「勉強はどう?」などと子供の様子を気にかけてあげることが大切です。
また、子供に改善がみられたらしっかりと褒めてあげる事が必要です。
誰でも褒められることは嬉しいですからね♪
それをきっかけに子供のやる気に繋げられると、なおいいですね!
絶対にしてはいけない叱り方
叱るのは教育ですが、怒るのは感情です。
感情的に子供を怒ってしまうと自分は嫌われている、愛されていないと思い込んでしまう可能性が出てきてしまうので気をつけなければいけません。
感情的になって大声で叱ったり理由を言わずに叱るのはあまりよくありません。
先にも述べたように理由をしっかり伝えるようにしましょう。
また時間がたってから叱ると効果がないのでその場で注意できるといいですね。
子供に勉強を教えるのが疲れる!そんなときの対処法は?
子供に勉強を教えるのが疲れる!そんな時はどうしたらいいのか?対処法を知りたいですよね。
ここではそんな時の対処法をみていきましょう。
子供が好きな教科だけをとことんやらせる
子供にも好き嫌いがありますよね?
まずは子供に興味がある、好きな教科だけをとことんやらせてみるのはいかがでしょうか?
好きな教科にとことん取り組み、その教科で結果を残す事ができれば子供の自信に繋がります。
それをきっかけに他の教科にも少しづつ広げていけるといいですね♪
子供の、やればできるんだ!という成功体験をたくさんさせてあげましょう。
簡単なレベルの問題に何度も取り組ませる
勉強ができない理由の一つとして、学習内容が定着しておらず正しい回答ができないという事があります。
まずは簡単なレベルの問題に取り組み、それを何度も何度も繰り返すことで定着します。
正解できるようになると子供の自信に繋がります。
先に言ったように子供にできるという自信をつけさせてあげることが大切です。
YouTubeで動画解説を探してみる
今はYouTubeで学習の動画解説がある場合があります。
どこの部分がつまずきやすいポイントなのかを把握している方が作っている場合が多いですので、そういった動画を探して参考にしてみるのもいいかもせれませんね♪
自分だけでは気がつくことができないことを指摘してくれると親も勉強になるので楽しいですよ!
親も一緒に勉強してみる
親も子供と一緒に勉強してみるのもいいかもしれませんね!
子供に親が勉強する姿を見せることで子供も頑張ろうという気持ちになるかもしれません。
また、大人も勉強していると分からないことがある、調べたり考えたりしてできるようになるんだという姿を見せることで、はじめから分からなくても最終的にできるようになればよいということを子供が感じ取ってくれるはずです。
親も一緒に勉強すると色々な視点からの考え方ができるようになるので新しい発見があるかもしれませんね♪
プロに頼む
どうしても勉強を教えることに気が乗らない場合はプロに頼んでしまいましょう!
人には得意、不得意があります!
不得意なことは誰かに任せてしまう方がスムーズにことが進むことが多いです。
子供も親も出来るだけストレスは避けたいですからね!
子供を叩いてしまうときの対処法は?勉強できないで叱ると悪影響のまとめ
勉強ができないから叩いてしまう時の対処法と勉強できない時に叱ることでの悪影響のまとめをみていきましょう。
勉強できない時に叱ることでの悪影響
- 子供は勉強するのが怖くなる
- 子供の自己肯定感が下がる
- 勉強嫌いになる
- 親との信頼関係がなくなる
- 度が過ぎると教育虐待になってしまう
子供を叩いてしまう時の対処法
- 子供ができたことを見つける
- 自分の子供時代を思い出す
- 先生になったつもりで客観的な立場で教える
- 子どものやる気がない時は無理に急かさない
- 叩きそうになったら深呼吸して3秒耐えてみる
- 勉強を教えるのは他人に任せてみる
子供のことを想い勉強して欲しい!という気持ちは強くなりますよね。
その想いを間違った方法で伝えるのではなくお互いがストレスなく分かり合えるようになるのが理想です。
はじめからうまくはいきません、試行錯誤しながら自己も成長できるように子供と向き合って行けたらいいですね♪