中学生の通知表の保護者コメントの例文・家庭での様子を書く際の注意点 | お悩み便利帳
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中学生の通知表の保護者コメントの例文・家庭での様子を書く際の注意点

中学校

「中学校の通知表の家庭からのコメントの書き方がわからない」

「通知表のコメント欄に家庭での様子って何を書くものなの?」

「成績が悪かった時の家庭からのひとことが書きにくい…」

中学校の保護者のみなさんなら、このような疑問をお持ちではありませんか?

学校の先生に提出するものとなると、所見を書くにも少し緊張してしまいますよね。

この記事で紹介するポイントを意識すれば、中学1年生、中学2年生、中学3年生の通知表の保護者欄コメントを悩まず書くことが可能です。

元小中学校教員の私が教員目線での通知表のコメントについて解説します。

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中学生の通知表の保護者コメントの書き方のポイントは?

通知表の保護者コメントの書き方を紹介する女性

中学校の通知表の保護者のコメントの書き方のポイントは2つです。

・先生ではなく子どものために書く

・子どもを少しでも褒める言葉を書く

先生ではなく子どものために書く

なぜなら通知表は保護者でも教員でもなく、子どものためのものだからです。

先生に読まれて恥ずかしくないよう、きちんと書かなければならないと思っている方はたくさんいます。

でも正直、教員には保護者の方からのコメントをそれほどしっかり読む時間自体ありません^^;

確かにあまりに適当なことを書くと「おや?」と感じる教員もいます。

ですが、一教育者としては、先生宛てではなく、我が子のためにコメントを書いてみて欲しいと思います。

子どもを少しでも褒める言葉を書く

そして、少しでも子どもを褒める、認める言葉を書いて欲しいです。

保護者の方からの『その言葉』が子どもの成長に大きくかかわるからです。

成績や生活態度も悪く、褒めるところなんてないと感じる方もいるかもしれませんね。

それなら子どもの行動を認めてあげる言葉を書いてみましょう。

例えば…

宿題は遅れて出すこともありましたが、全てきちんと提出する努力はしていました。

勉強は苦手でも部活は家で自主練をするなど意欲的に取り組めていました。

など、できていたことにフォーカスしてみると良いですよ。

中学生は多感な時期で会話もままならないことだってありますよね。

そんな時こそ、通知表のコメント欄では、我が子に温かい言葉を伝えるように書いてあげて欲しいです。

そのことがきっかけで、勉強を頑張る気持ちになっていた生徒もいましたよ!

次に学年別の通知表の保護者の所見コメントの文例を見ていきましょう。

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【 中学1年生 】通知表の保護者所見の例文

テストに向けて、コツコツと頑張っている様子が家庭でも見られました。

部活が忙しく、疲れ切って早めに寝てしまう日もありましたが、宿題を朝早く起きてやっていました。

親としても、健康管理に気を付けながら応援してきました。

今後ともお世話になります、よろしくお願い致します。

いつも我が子、〇〇△△(フルネーム)と真剣に向き合って頂き、また良きご指導を頂き、ありがとうございます。

今回頂いた通知表を拝見し、わが子の成績の他、学校での行動や授業への取組状況、クラスメイトとの関係等が良く判りました。

今後共、引き続きご指導頂きますよう宜しくお願い致します。

先生、いつもお世話になっております。

学校ではきちんと授業を受けているでしょうか?

子供がこのような成績だということがよく分かりました。良い所は伸ばすようにし、もう一息な部分に関しましては改善するように指導していきたいと思います。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

いつも大変お世話になっております。

登校初めは不安な表情をしていましたが、先生方の指導、サポートのおかげもあり元気に毎日通えていることに感謝しています。

最近では友達の話や授業の話などを聞いて生徒も先生もいろいろな苦労があるなと思います。

通知表を一緒に確認して今学期がんばれたこと、新学期に向けて取り組むべきことがわかりました。

子供に寄り添って学校生活をサポートできればと思います。

今後とも宜しくお願いします。

今年1年、英語の勉強を家でよく頑張っていました。

宿題だけでなく、基礎英語の番組をつかいながら、自発的に取り組んでこられたと思います。

来年は、英検の一つ上の級を目指してもらいたいです。

反対に、苦労していたのは数学でした。

小学校とは違い、式のたてかたが難しくなったようです。

家では、まずは計算ミスをしないように宿題に取り組ませたいと思います。

学校でも、ご指導いただけると幸いです。

中学生になって部活など一日の自由時間も少ない中、学校から帰って来てゆっくりですがやらなければいけない事はしっかりと遂行している姿に成長を感じます。

まだまだ成長期ですので、親の目はしっかり届く範囲で、私達もあまり干渉し過ぎないように本人の意思を尊重して見守って行こうと思います。

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【 中学2年生 】通知表の保護者所見の例文

毎日遅くまで部活を頑張っていますが、疲れてゴハンを食べるとすぐに寝てしまうことがあります。

毎日の宿題や自主学習は大切だと思いますので、まずは体力をつけて、机に向かうことができるようになって欲しいです。

部活のお陰で挨拶はしっかりできるようになり、感謝しています。

前回のテストの反省点をいかして勉強に取り組むことができたようで、今学期は成績が少し上がったので本人もホッとしておりました。

苦手な英語の勉強にも苦戦していますが、少しずつでいいので自分の勉強の仕方を覚えて取り組んでいけたらなと思っております。

部活ではレギュラーをもらえるように毎日頑張っているようです。

勉強との両立は大変だと思いますが、この調子で学校生活を充実させて欲しいと思います。

〇〇へ。

部活が終わって帰ってくるともう遅い時なのに、ご飯の準備やお風呂洗いを手伝ってくれてありがとう。

宿題を終わらせた後は自主勉強にも取り組んでいたのを見ていました。

その成果が出てきましたね。

努力は裏切らない!

良い先生や友達に恵まれて、毎日楽しそうにしてくれているのが嬉しいです。

先生のおっしゃることをよく聞き、自分から行動できる力をつけていこう。

本人の苦手な教科を、自分なりに工夫して勉強する姿が見えました。

テスト前に一夜漬けでは、足りないと自覚したようで、毎日少しずつ単語カードを作っていたようです。

つい手元にあるとスマホをいじってしまうと相談されましたので、勉強時間には預かる約束にしました。

毎日の部活の練習で、疲れもあったようですが、 授業の復習はやっていたようで、成績も少し上がった ようです。

初めて生活委員になり、クラスのみんなに校則を守るように呼びかけたり、ポスターを描いたりして、中学生としての自覚も出てきたようです。

今度の合唱コンクールも、みんなと力を合わせて頑張って欲しいと思います。

いつも大変お世話になっております。

最近は友達と遊びに行ったり部屋にこもっていることが多く、通知表の情報で学校の様子を知ることができています。

それなりに勉強は身についているようで安心しました。

来年には高校受験も控えていることもあり、学習面でのサポートをより一層していきたいと思います。

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【 中学3年生 】通知表の保護者所見の例文

〇〇へ。

いよいよはじめての進路選択の時期がきましたね。

志望校に向けてよく努力をしていると思います。

不安になることも多い時期ですが、勉強を続けることが不安を少しでも和らげてくれるはずです。

母はただ応援することしかできませんが、〇〇が自分のできることを精一杯して、悔いがないようにしてください。

支えて頂いている先生方に感謝を忘れないようにね。

いつも我が子、〇〇△△(フルネーム)と真剣に向き合って頂き、また良きご指導を頂き、ありがとうございます。

我が子も受験生になりましたので、色々と気難しい面がありますが、親の立場でもしっかりと見守っていきますので、今後共、引き続きご指導頂きますよう宜しくお願い致します。

受験生になりましたが、本人より親の方が焦っているようです。

部活を引退したので、今まで部活をしていた時間を勉強に当てたら伸びるはずなのですが。

あの集中力を受験勉強でも見せて欲しいものです。

早く帰って来るようになり、時々ご飯を作ってくれることもあるので助かっています。

先生、いつもお世話になっております。

卒業に近づいておりますが、うちの子供の希望校への進学は大丈夫でしょうか?

苦手な科目は、しっかりと予習復習をさせようと思います。

クラスでは浮いていないか心配です。

先生もお忙しいとは思いますが、引き続き宜しくお願い致します。

部活の最後の大会では、決勝で負けてしまいましたが、 悔いのないプレイができたようで、すっきりとして いました。

色々な高校の説明会に行き、行きたい学校がいくつかに 絞られたようです。

期末テストでは、ケアレスミスがいくつかあったので、 見直しをしっかりとするようにし、苦手な理科に力を 入れていくと言っています。

受験に向けて毎日遅くまで勉強しているので少し心配しておりましたが、成績はどんどん良くなっているので本人は手応えを感じているようです。

塾でのテストでは志望校には合格圏内と出ましたが、これで気を緩める事なく、今までのペースで頑張って欲しいと思います。

今回の成績を見ると、国語の勉強は今年一年でかなり頑張ったようで良かったです。

いよいよ高校受験なのですが、学校の定期テストの結果を見ると、まだ不安なところが多々あります。

特に、英語では英作文に弱いようです。

先生方に本人が質問や添削のお願いに行くこともあるかと存じます。

ご指導、よろしくお願いします。

部活も終わりいよいよ本格的に自分の将来と向き合う時が来て、自分が進みたい道に向かって努力している姿を見て立派に成長したなと感じています。

私達はサポートするしかできないですが、少しでも本人のプレッシャーなど取り除いてあげられれば良いなと思います。

来年春には笑顔で卒業できるように頑張って欲しいです。

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全体の評価が良かった場合の感想の例文3選!

例文を書くためのノートとペン

全体の評価が良かったら、正直親としては嬉しいものですよね!

正直に褒めたり認めてあげるようなコメントをメインに書きましょう。

全体の評価が良かった場合の感想の例文を3つ紹介します。

最近は苦手な数学の成績が上がり、本人も喜んでいました。

毎日地道に課題に取り組むことができていた結果だと思うので、私からも褒めてあげたいです。

引き続きどうぞよろしくお願い致します。

わからないところは自分から積極的に先生に聞き、解決することができていたようです。

いつもご指導ありがとうございました。

これからも自分のペースで頑張って欲しいと思います。

志望校合格へ向けて本人のやる気も上がっているようです。

家でも学習する姿を以前よりも見るようになりました。

はじめての受験で心配もありますが、本人の力を信じて見守っていきたいと思います。

最後までどうぞよろしくお願い致します。

通知表のコメント欄って、そんなに大きくない学校が多いですよね。

書くことに困ったら無難に「お世話になっております」「ご指導ありがとうございます」「これからもよろしくお願い致します」のような言葉で埋めておくのも全然アリです。

せっかく良い成績を取れたなら、褒める言葉も積極的に入れてみてくださいね!

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評価を落とした教科があった場合のコメントの書き方

文章を書くためのノートとペン

前よりも成績が落ちた教科があった場合、親子ともにショックを受けるものですよね。

実際に子どもが勉強をさぼって、評価が下がるケースもよくあります。

また同じ教科でも、単元が変わることで得意だった教科でも、成績が下がることがありますよね。

そんな時には、以下の書き方をしてみましょう。

今回の期末テストでは、勉強を疎かにしてしまったと本人も反省していました。

次回からは、本人が納得できる結果になるように、頑張って欲しいと伝えました。

夏休みの宿題には、しっかりと取り組めるよう、親もしっかりサポートしていきたいと思います。

社会科の歴史は好きなようですが、地理には苦手意識があるようです。

せっかく好きな教科なので、3学期は克服してくれたらいいなと思います。

休み中にワークや問題集の復習に取り組んでいたので、本人の自信に繋がるといいなと思っています。

子どものことを認めつつ、次から頑張れるような言葉をかけてあげるのがおすすめですよ!

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さらにがんばってほしい場合のおうちの人からのメッセージの書き方

勉強を頑張ってほしいと用意した鉛筆

進学のためにも、今よりもっと成績を伸ばして欲しいと考える保護者の方も多いですよね。

そんな時は認める言葉をかけつつ、奮い立たせるようなメッセージを書くと良いですよ。

実技科目は好きで頑張れているようですが、数学や英語が苦手のようです。

3年生になり、志望校に合格するためには、それらの教科も大切だと再認識できたようです。

これから受験に向けて、頑張って欲しいと思います。

今回の期末テストでは、勉強時間をあまりとれていなかったようです。

きちんと勉強すれば、必ずもっとできる子だと私は思っています。

学校生活や部活などで大変な面もあるとは思いますが、次回からまた少しずつでも頑張って欲しいと思います。

本人も成績のことで悩んでいるようでした。

できることから始めていけばよいと話し合うとやる気が出たようです。

これからの成績に期待したいと思います。

家族みんなで応援しています!

中学生の立場からしても、なかなか思うように勉強の成果が出ないことってあります。

本番に弱いタイプのお子さんや勉強の仕方がわかっていない子どももいます。

よっぽど勉強をさぼっていて、それなのに志望校の目標が高い場合は別です。

ですが、やる気はあるのに成績に繋がっていない子どももいますので、認めてあげる言葉をかけてあげましょう。

叱りたい場合は、文字で書かずに直接話し合って伝えた方が良いですよ!

後々まで、その文章が残るのは、お互いにとって良くないです…!

その時も、少し本人のことを認める発言をしてあげるのをおすすめします。

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家庭での様子を書く場合の注意点は?

家庭での様子を書く際のポイント

家庭での様子を書く場合の注意点は、あまりにマイナスなことやプライバシーに関わることは書かないことです。

なぜなら、通知表に文字で書いたことは、消えることなくずっと後まで残るからです。

卒業して手元に通知表が戻ってくると、子どもに渡す人も多いです。

そうなったとき、見返す度に子どもが嫌な気持ちになるようなコメントをわざわざ残しておく必要はないと思いませんか?

実際に大人になり実家へ帰省した際、たまたま見た通知表のコメントを読んで、今後帰省したくなくなったという声もあるくらいです。

さらにプライバシーに関わることが書かれていた場合、それが先生の目に入るのを嫌う子どももたくさんいます。

中学生は特に多感な時期ですので、想像以上に深い傷を付けてしまうことだってありますよ。

あまりにマイナスなこと、プライバシーに関わることは書かない方が良さそうですね。

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中学生の通知表の保護者コメントの書き方・家庭での様子を書く際の注意点のまとめ

通知表の保護者コメントには褒める言葉を探して入れる

・中学生の通知表の保護者コメントは子どものために褒める言葉を入れて書く

・あまりにマイナスなことやプライバシーに関わることは書かない

今回ご紹介したポイントをおさえて通知表のコメントを書くだけで、あなたの悩みは解決できますよ。

当たり前ですが、記事を読んだ後はポイントをおさえて通知表のコメントに書くことが重要です。

まずは日頃の生活や学習面で褒めてあげられるところがないか探してみてください。