ハリボーという名前を聞いて、なんだっけ?という方も多いと思いますが、現物を見れば「ああ!これね!」となる、誰もが一度は目にしたことがあるクマの形のグミです。
ヨーロッパでは知らない人がいないといわれるハリボー(HARIBO)。
なんと100年以上の歴史があり、世界中で長く愛されているグミキャンディーです。
カラフルでかわいく、食感も良いので大人も子供も大好きなお菓子ですが、この「カラフルさ」や「食感」ゆえに添加物が沢山入っているのでは?と思う人も少なくないのでは。
ハリボーグミは体に悪いのか、食べ過ぎた際の気になる添加物の有無をお答えします。
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ハリボーが体に悪いってほんと?
大人はもちろん、子供も食べることを考えられたお菓子ですから、体に悪いということはありません。
ただ、ハリボー含め、一般的なグミにはゼラチンが多く使われています。
ゼラチンはアレルギー物質の「特定原材料に準じるもの20品目」に含まれているので、このアレルギーに当てはまる方には、体に良くないと言ってよいでしょう。
とはいえ、ゼラチンアレルギーの人は稀と言われており、このアレルギーによる腹痛や下痢が起こる確率はかなり低いと考えられています。
逆に、体に良い効果としては、グミを食べると、よく噛むことにより脳が活性化します。
噛む行為が脳に刺激を与え、記憶力のアップや脳の覚醒が期待できるので、集中やリラックスしたい時にハリボーを食べると良いかもしれませんね。
口の周りは脳と多くつながっていて、その他にも良い効果があります。
例えば、ストレスや不快感の軽減。これは、噛むことで、快・不快を判別する扁桃体の活動が抑えられるためです。
更に、幸福感の増加の効果もあるといわれています。幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」。
心の安定に必要な脳内物質で、このセロトニンは咀嚼で増加することが証明されています。
ハリボーが脳の活性化や幸福感を上げてくれるとは、思わぬ効果ですね。
ハリボーに含まれる添加物は?
ハリボーの見た目や食感とは裏腹に、成分を確認すると、実は添加物は使用されていません。
原材料は全て天然素材由来。
良く目にする、赤色○号、青色○号などの人工着色料も使われていません。
着色料は全てフルーツ。香料もフルーツが使われています。
あのカラフルな色も、ふんわりとした香りも、フルーツがふんだんに使われているとは嬉しい事実です。
パッケージの成分表示には「酸味料」や「光沢剤」という記載があり、一見添加物のように見えますが、ハリボーに使われている酸味料の原料は柑橘系果物の酸味成分を使っています。
光沢剤は、ミツロウとカルナウバワックスというものを使っています。
ミツロウは蜜蜂が分泌する成分で、カルナウバワックスはヤシの葉から取れるワックス。
「光沢剤」と大まかに書かれている成分も、細かく確認すると、ハリボーで使われているものは共に天然由来の成分ということがわかります。
ハリボーはドイツ製のお菓子なので、ドイツの添加物事情を確認してみましょう。
ドイツで使用が許可されている添加物は、実は日本に比べ大幅に少ないのです。
日本では1500種類以上の添加物の使用が許可されていますが、ドイツはなんと64品目。驚きですね。
だからといって一概にドイツの製品が全て良いとは言えませんが、ひとつの安心材料にはなりそうです。
ハリボーの食べ過ぎはよくない?
ハリボーに限らず、なんでも食べ過ぎるのは良くないですね。
特にお菓子は糖分、油分が多いのでニキビの原因になることもあります。
ハリボーは糖分が多く含まれているので、やはり食べ過ぎは良くないでしょう。
食べすぎると糖分のとりすぎで肥満に繋がりますし、また、虫歯にも気をつける必要がありそうです。
ハリボーが特別よくないということではなく、これはどのお菓子にも言えることです。
糖分がどの程度使われているのか、ハリボーの成分表示を確認してみましょう。
「水あめ、砂糖、ゼラチン、ぶどう糖、濃縮還元果汁・・・」となっています。
成分表示は、使われている分量が多い順に表示されていますから、糖分が多く使われていることがわかりますね。
糖分は、腸内で悪玉菌のエサになって腸内環境を乱してしまうので、便秘を起こしてしまうことがあります。
また、成分表示にあるゼラチンについて見てみましょう。
ゼラチンはタンパク質でできているので消化はあまり良くありません。
タンパク質の消化には約4時間かかるといわれているため、食べ過ぎると腹痛や不快感を引き起こすこともあります。
ついパクパクと口に運んでしまいがちですが、やはり食べすぎには気をつけましょう。
ハリボーは体に悪い?ハリボーの添加物や食べ過ぎ注意まとめ
ハリボーは、見た目は体に悪そうなお菓子ですが、成分表示をよく見ていくと、合成着色料不使用で原材料も天然素材由来ということがわかりましたね。
体にやさしく、安心して食べられそうですが、やはり食べすぎには注意しましょう。
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