幼稚園で一番活用されるコミュニケーションツールと言えば連絡帳でしょう。
子どもたちの体調を書き込んだり、メンタル面での不調を伝えたりと大活躍する連絡帳。
それ以外にも、お忙しい先生方とのコミュニケーションを取るためにも利用することがあります。
育児のちょっとした悩みや生活の変化など、わざわざお時間を取らせるのが気が引ける案件について連絡帳に書いたりすると、先生方は家庭で気にしていることが理解できるので日々の保育に活かしたり、ママの悩みに寄り添って解決するための協力をしてくれます。
ママやパパの悩みは子どもに影響することも多々あります。
そのため、遠慮なく書き込んでみるといいでしょう。
とはいえ、気軽に連絡帳を活用するためには、基本的なコミュニケーションが大切となります。
年度初めや年度末など節目に挨拶文を記入しておくことは、連絡帳を用いたコミュニケーションにおいて簡単かつ重要でしょう。
ここでは、連絡帳に記入する挨拶文のコツや例文についてお伝えします。
是非活用して、子どもも親も幼稚園との良い関係を築きましょう。
それは必ず、子どもの人格形成の基礎となる幼児期に良い影響を与えます。
幼稚園の連絡帳・新学期や年度始め・年度末に挨拶は必要?
導入にも書いたように、連絡帳は家庭と幼稚園を繋ぐ大切なコミュニケーションツールです。
そのため、節目節目で挨拶やメッセージを伝えることは、とても大切なことになります。
新学期や年度末などの挨拶は、連絡帳を活用するためのタイミングとしてはベストでしょう。
「よろしくお願いします」や「ありがとうございました」などの短くてサッパリとした一文でも十分です。
けれど、そこに親の気持ちをプラスアルファで付け足すと、より先生方に自分のことや子どものことを知ってもらうきっかけになります。
日常の一コマや、子どものいいところや悩みの種になる面を書いてみましょう。
幼稚園の連絡帳・新学期の挨拶の書き方例文
説明をされただけでは具体的に想像しにくいですよね。
ここでは例を挙げて、どのような文章が良いのかお伝えします。
是非参考にしてみてください。
1学期・新年度始めの挨拶の書き方例文
初めまして。○○の母です。
▲▲先生の良い評判を耳にしていましたので、今回○○の担任となって頂いてとても嬉しく思っています。
○○は元気の塊です。
活発と言えば聞こえはいいですが、落ち着きがないと思える場面もたくさんあります。
先生のお手を煩わせることもあるかと思います。
家庭でも協力をしながら、落ち着いて生活できるように成長していけたらと思います。
1年間よろしくお願いいたします。
2学期・年度始めの挨拶の書き方例文
夏休み中○○は初めての海へ行ったり、祖父母に会ったりとたくさんの経験をしました。
1学期までは感情が先走ってしまい、落ち着きがなかったり嫌なことがあると泣いて暴れることが多かった○○。
それが夏休みの間に、少しずつ道理がわかるようになってきました。
嫌なことがあっても、自分の中で折り合いをつける場面を見ることがありました。
多くはありませんが、1学期の間に先生やお友達との関わり合いの中で成長をしたのだな、と実感しています。
2学期は運動会に発表会などイベント盛りだくさんなので、さらに成長を見せてくれると思います。
先生も大変だと思いますが、出来る範囲で協力していきますのでよろしくお願いいたします。
3学期・冬休み明けや新年(年明け・年始)の挨拶の書き方例文
とうとう1年間の締めくくりとなる3学期になってしまいました。
1学期の頃はまだ幼さが目立っていた○○も、進級を見据えて少し大人びた様子を見せるようになりました。
4月の進級当時を思い出すと、成長ぶりに驚かされるばかりです。
寒い日が続きますが、先生やクラスのみんなと1日でも多く過ごすため、親子ともども健康管理に気を付けて過ごしたいと思います。
3学期もよろしくお願いいたします。
学期末の連絡帳の挨拶文なんて書く?夏休み前・冬休み前の例文
4月は新生活ということもあり、楽しみと不安とで少し落ち着かなかった○○。
家に帰ってくると、少しずつ新しいお友達の名前が出てくることも増えたことに安心しました。
先生にはたくさんのお力添えやお声がけを頂き、○○は1学期という短い時間の中でも成長することができました。
夏休みという非日常で新しい体験をし、少しだけでも成長した姿を見せられるように過ごしていきたいと思います。
1学期ありがとうございました。
2学期は運動会に発表会にとビッグイベントがあり、○○は大きく成長してくれました。
そのどちらのイベントでも先生方は準備やご指導等、大変な努力をしてくださったことと思います。
運動会や発表会で見せた真剣な表情や、キラキラした笑顔は、先生方のサポートなしでは見ることが出来なかったと思います。
子どもたちが輝く最高のステージを、子どもたちと一緒に作り上げて下さり、本当にありがとうございました。
2学期で大きく成長した姿をさらに高められるよう、冬休みも過ごしていきたいと思います。
2学期もありがとうございました。
学年末(春休み前)の連絡帳の書き方例文
4月の初めは小さかった○○も、背も体重も大きくなりました。
それ以上に心も大きく成長したと思います。
それもこれも、先生のお力や笑顔があったからです。
○○は先生のことが大好きで、先生からいっぱい頑張るパワーをもらったとよく話してくれました。
先生と過ごした1年間は○○にとって、宝物のように素晴らしい時間になったと思います。
先生に教えていただいたことを胸に、また来年も大きく成長してほしい。
親として、そう願わずにいられません。
先生には1年間温かく見守っていただき、本当にありがとうございました。
幼稚園の連絡帳・新学期や年度始め・年度末に挨拶する?書き方の例文まとめ
現代は先生方は勿論、共働き世帯も増えたので親も忙しい時代です。
わざわざ電話や直接園に赴いて話し合う時間を取ることが、以前と比べると難しいです。
だからこそ、連絡帳は重要なアイテムとなります。
その連絡帳をフル活用するためにも、節目となる新学期や休み前の挨拶について、簡単でも構わないので一言添えてみましょう。