美容や健康に良いとされるひまわり油ですが、日本ではまだ馴染みがなく、どんな効果があるのか分からず、どのように使って良いか分からない人も多いのではないでしょうか。
そんなひまわり油の効果や特徴についてご紹介したいと思います。
ひまわり油は何からできてるの?
ひまわり油は、夏に咲くひまわりの種子を使ったサラダ油の1種です。
ひまわりの種子に圧力をかけて油を抽出する方法で製造されます。
世界で見ると4番目に生産量の多い油で、アメリカやロシアなど様々な国から輸入されていますが、最近では国産の原材料を使用される商品も増えてきました。
原料となる種子によって栄養素や風味が変わるのも特徴の1つです。
ひまわり油は
・ハイリノール種
・ミッドオレイック種
・ハイオレイック種
の3つに分類されるのですが、現在ではハイオレック種が主流です。
「ひまわり油」「ひまわりオイル」「サンフラワーオイル」など様々な呼び方があります。
ひまわり油は体に悪いの?
ひまわり油は食用油として利用されていて、身近な食品ではマヨネーズやドレッシングの原料として使用されています。
また食用だけでなく、マッサージオイルやクレンジングオイルとしても使用されひまわり油の活用法は数多くあります。
ひまわり油にはオレイン酸やリノール酸など数多くの栄養素が含まれているので、健康に良いとされています。
しかし体に良いとされるリノール酸ですが、摂取しすぎると体に悪い影響がでると言われているので過剰摂取にならないように注意する必要があります。
ひまわり油の嬉しい効果は?
ひまわり油には必須脂肪酸と言われているオレイン酸やリノール酸、他にビタミン類が多く含まれていて、これらは美容や健康に良いとされています。
ひまわり油による嬉しい効果を4つ紹介したいと思います。
美肌になる?
ひまわり油にはビタミンEが多く含まれています。
このビタミンEには病気の原因や老化の原因となる活性酸素を抑制する抗酸化成分が含まれています。
活性酸素を抑制してくれることで、肌トラブルを防いだり、健康の維持に効果があるので加齢の防止やアンチエイジングの効果が期待できます。
他にも、ひまわり油は肌に潤いを与えてくれるので硬くなってしまった肌がもちもちになったり、乾燥でカサカサになった肌の改善に役に立ちます。
便秘解消できる?
油を使った料理を食べると胃もたれする人もいるのではないでしょうか。
ひまわり油は、胃腸に負担をかけにくい特徴があります。
胃腸に負担をかけないことで胃腸の活動が整えてくれます。
また整えるだけでなく腸の活動を促してくれるので便秘改善に効果があると言われています。
便秘に悩んでいる人は一度試してみてはどうでしょうか。
コレステロールを下げる?
ひまわり油に多くのオレイン酸が含まれています。
このオレイン酸は善玉コレステロールを減らすことなく、悪玉コレステロールだけを減らしてくれる効果があるので健康的にコレステロールを下げる効果が期待できます。
この悪玉コレステロールを抑えると
・中性脂肪の蓄積が減る
・心疾患リスクの軽減
・動脈硬化による疾患のリスクの軽減
の3つの嬉しい効果があります。
髪が潤う?
皮膚にも良い効果があるので、髪の毛に使用しても同じように良い効果が期待できます。
ひまわり油を使うと髪の毛全体に潤いを与えてくれるだけでなく、乾燥によっておきたダメージを修復してくれるので枝毛や切れ毛といった症状を改善してくれる効果があります。
ひまわり油の上手な使い方は?
ひまわり油を使うときにどのように選んだらよいのでしょうか。
食用する時は「食用」ひまわり油を選ぶ
「食用」と書いてあるひまわり油は精製されているひまわり油です。
精製されていないひまわり油を加熱すると毒素物質が発生してしまうので注意が必要です。
ひまわり油は高熱に強く無味無臭なので揚げ物料理など、幅広く使えるのでおすすめです。
また抽出方法によってはトランス脂肪酸という成分が発生することが分かっています。
このトランス脂肪酸ですが摂取しすぎると悪玉コレステロールを増やし体に悪いと言われているので、きちんと選ぶ必要があります。
保存方法に気を付ける
ひまわり油は保存方法を間違えると酸化が進んでしまい、品質の低下につながるので注意が必要です。
冷暗所に置くようにして、ふたはしっかりと閉めて密閉して保存するようにしましょう。
過剰に摂取はしない
ひまわり油は紹介したように体に良い効果がありますが、過剰に摂取する事はやめましょう。
ひまわり油に含まれるリノール酸ですが、多く摂取するとアレルギーを悪化させることが分かっています。
そのため食物アレルギーやアトピー、花粉症、鼻炎等のアレルギー反応を強めてしまう可能性があります。
マッサージオイルとして使う
ひまわり油には潤いを与えてくれる効果があるので、ひまわり油を使ってマッサージすることで柔らかいしっとりとした肌になります。
またマッサージすることで血行が良くなり、代謝がアップするだけでなくリンパの流れもよくなり疲労回復効果が期待できます。
ヘアオイルとして使う
頭皮にはもちろんのこと、髪に使っても同様の潤いを与えてくれる効果が期待できます。
また髪全体に潤いを与えてくれるだけでなく、キューティクルを守ってくれる成分が入っているのでツヤのある髪になるよう導いてくれます。
クレンジングとして使う
メイクを落とすのにも効果的です。
ひまわり油には肌に潤いを与えてくれる効果があるので、メイクを落としたも肌がつっぱることなくしっとりとした肌に仕上がります。
ひまわり油は体に悪いってホント?効果や上手な使い方のまとめ
ひまわり油は体に良い効果がたくさんあるものの、抽出方法や使い方によってはかえって体に悪い影響がでることが分かりました。
過剰摂取することで悪影響がでるので、適量を摂ることを意識するようにしましょう。
摂取量を間違えなければ老化防止効果もあるので、健康的で美しい体を手に入れることができますよ。