1年生になって学校生活に慣れてくると、そろそろ習い事をはじめたほうが良いのかと考えるママも多いですよね。
でも高いお金を出してやらせたところで、将来に何か役に立つわけでもない習い事って、やらせて何か意味があるのかと真剣に悩んでいる方もいるのでは?
また、「うちの子、〇〇を習ってたんだけどやめちゃったの~」というセリフは珍しくはないので、せっかく習い事をやらせてもすぐにやめてしまうぐらいなら無駄じゃない?と思うのも当然と言えるかもしれません。
でも子供の習い事は、本当に意味がないのでしょうか。
この記事を読めば、子供の習い事が意味ないと感じる理由を知ることができるので、習い事の選び方、注意しなくちゃいけないポイントを抑えられます。
他にも、習い事で子供の得意や好きから伸ばせるスキルについてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さいね♪
子供の習い事は意味がないの?
子供の習い事はやったところで本当に意味があるのか疑問に思うこともありますよね。
将来の役にも立たないと思ってしまいがちですが、実際にはお子さんの成長を促したり身につくこともあるため、長い目で見るとお子さんの将来に大きくかかわってくる可能性だってあるんです。
具体的には次の6点があります。
①やってみてダメだったことが良い経験になることも
②自分の得意を見つける事ができるかも
③学校以外の社会とつながって成長できるかも
④学校以外の友達ができるかも
⑤学ぶことで子どもの自信に繋がる
⑥運動系なら体力がつく
一つずつご説明しましょう。
やってみてダメだったことが良い経験になることも
子どもには色々な可能性がありますが、やってみないことには向き不向きもわかりません。
やってみてダメならそのエネルギーを別なことに向けることができるので、お子さんが望んでいて時間的・金銭的に余裕があるうちは、とりあえずやらせてみても良いと思います。
学年が上がると時間の都合で続けられず、一旦習い事をやめてしまうこともありますが、興味の対象は後々の趣味や将来の仕事を見つけるきっかけにもなる可能性も。
今はやってみてダメだったことも、元々興味があったことなので、例えば大人になってから再チャレンジしたらうまくいくこともあるでしょう。
やってみて無駄なことなど何もないと思います!
自分の得意を見つける事ができるかも
いまだお子さんの何かに夢中になる姿を見たことがない、何にも興味を示さないから心配。
そんなお子さんもいますよね。
でも大丈夫、まだお子さんは興味を向ける対象を見つけられていないだけなので、お子さんが興味を持ちそうな習い事の体験会や見学に連れて行ってみることをおすすめします。
習い事が、お子さんの「好き」や「得意」が見つかるきっかけになることもあります!
学校以外の社会とつながって成長できるかも
習い事では、他の小学校や地域から参加する生徒さんや指導者とのやり取りもあり、普段の学校以外のコミュニティーとつながることができます。
うちの子が通う体操教室のコーチは、妙に攻撃的で言うことを聞かない生徒を叱るだけではなく、他の子たちから浮かないように声をかけたり、何故かぎゅうっと抱きしめたり…。
保護者達からみても一時的にはだいぶ荒れていたその子は、家庭の事情で当時、辛い時期だったことを後から知りましたが、そんな背景を知りようのないコーチの対応に感心しました。
その子は3年経った今もスクールに通っていますが、習い事は家庭や学校で行き詰まっているときのオアシスにもなります。
また、指導者やチームメイトとのやり取りから他人を思いやる気持ちや理解すること、コミュニケーションスキルを学ぶ場にもなるんだと実感したエピソードです。
学校以外の友達ができるかも
習い事では学校の垣根をこえて友達を作るチャンスもあります。
元々、同じことに打ち込んでいる仲間なので、きっかけさえあれば仲良くなれますね♪
学ぶことで子どもの自信に繋がる
レッスンの先には昇級テストや検定試験、入賞やステージなどの目標が設定されている習い事がほとんどです。
目標を達成できれば自信になります。
失敗したり、目標達成ができなければもうやめたい、他の子のせいにするなどのネガティブな感情も出てきますが、そんな時こそパパやママが次を目指すように導いてあげる時です。
何も失敗のないお子さんより、つまずいた経験があれば後にもっと大きな壁にぶつかったとき、乗り越える力が強くなると思いませんか?
運動系なら体力がつく
喘息気味の子にはスイミングで心肺機能を鍛えてほしい、そう思ってうちの娘にも幼稚園から小学校3年生まで習わせていました。
いつの間にかホクナリンテープともサヨナラでき、体力もつきました!
ダンス、サッカーや野球、体操など運動系にも色々ありますが、スイミングは水中なのでけがの心配も少なく、天候にも左右されないのでおすすめです。
子供の習い事が意味ないと感じる理由は?
子供の習い事が意味ないと感じる理由を知れば、そうならないように対策が取れるので、子供の習い事が意味のあるものに変えることができます!
子供の習い事が意味ないと感じる理由には、次の8点があげられます。
①多くの習い事をしすぎている
②先生・コーチとあわない
③本人のやる気がない
④本人が楽しめない
⑤お友達に誘われてやっている
⑥費用と見合わないと感じる
⑦家での練習が負担になっている
⑧親が期待しすぎている
一つずつ見ていきましょう!
多くの習い事をしすぎている
一週間ぎっしりと習い事を抱えているというお子さんもたまに見かけます。
練習が必要な習い事が多いと、はたから見ていても常に時間に追われていて息抜きができていないように感じます。
お子さんだけでなく、ご家族が体調を崩してしまうと送迎ができず習い事を休ませることになりますが、スケジュールに空きがないと振替の時間も確保できません。
金銭的にも勿体ないのでは?と考えてしまいます。
先生・コーチとあわない
ほめて伸びる子と、厳しく指導してナニクソ!と奮起する子など、お子さんの個性は様々ですね。
同じように先生やコーチの個性も様々なので、どうしても相性の合う合わないが出てきます。
入会前に体験会などに参加して、お子さんと指導者との相性を確認してから入会するようにしたほうがよさそうです。
本人のやる気がない
メンバーが多すぎてコーチの目に留まらず、一切声掛けをしてもらえないのでお子さんのやる気が失せているケースもあります。
また、親が勝手に入会を決めたため、本人はやらされている感がいっぱいで一向に上達する気配がない、など本人のやる気がない場合も続けることは難しそうです。
本人が楽しめない
男の子が生まれたら一緒にサッカーを楽しむのが夢だった!などパパやママが得意だったり経験したことのある習い事をお子さんにもやらせている、という方も多いでしょう。
ですが、本人にとっては体を動かすより本を読むほうが好きだったり、バレエよりもヒップホップダンスが好き…など、本人が楽しめないと習い事の時間が苦痛になり、続かない原因になってしまいます。
お友達に誘われてやっている
クラスのお友達が誘ってくれて始めた場合、一緒になら楽しく通えそうと思っても習い事の内容自体に興味が持てず、続かないこともあります。
費用と見合わないと感じる
暗黙の了解で電子ピアノでの練習は認められず、コンクール入賞を目指すピアノ教室だということを入会してから知り、続くかわからないうちにアップライトピアノを買うことになった!というママ友の話を聞いたことがあります。
求めるレベルや目的が違う習い事はお互い不幸なので、習い事を始める前には目的と入会先の方向性が合っているか、費用と見合った内容かを確認しておきましょう。
家での練習が負担になっている
その場だけで終わる習い事なら負担は少なく済みますが、宿題や練習が必要な習い事の場合は学校の宿題に当てる時間も必要。
お子さんの負担も増えてしまいます。
また、低学年のうちはお友達と遊ぶ時間も欲がることが多いので、習い事の掛け持ちは慎重に!
親が期待しすぎている
有名チームに所属できた、名コーチや指導者の熱心な指導を受けさせている、地域で評判のスクールに通わせているんだから、ね♡
といった親からの強い期待は、お子さんの失敗を恐れる気持ちや結果が出せるかという不安感など、負担を増やしてしまうだけになってしまいます。
意味のない習い事を選ばないための注意点
意味のない習い事を選ばないための注意点には次の5つがあります。
①見学できるなら雰囲気を見てみる
②スモールステップでできるものを選ぶ
③子供の意見を優先する
④経済的・時間的に余裕があるものを選ぶ
⑤家族で共通の話題として話す時間を作る
注意点をクリアさせてから習い事を選ぶと、後で後悔しなくて済みそうです!
見学できるなら雰囲気を見てみる
先生の指導方針や他の生徒さんのレベル、活動の流れや内容などを入会する前に見学できる場合は、ぜひお子さんと行って雰囲気を見てみましょう。
下に小さなご兄弟がいる場合は、待ち時間をつぶせる場所があるかなども重要なのでチェックしておきましょう。
スモールステップでできるものを選ぶ
課題をクリアした後の次の目標が高いと、難易度が上がるたびに行き詰まりがちです。
次のステップもクリアできるイメージがつくような、小刻みな目標設定になっている方が長続きしやすいでしょう。
子供の意見を優先する
体験会に参加させてみたら楽しんでいるように見えたけど、やってみるかと聞いてみれば本人は渋い顔…。
そんな場合は本人の意思を優先させて今はやめておきましょう。
どうしても習わせたい場合にはしばらく時間をおいてから再度トライさせても良いのではないでしょうか。
本人の意思を無視して無理に始めても、意味のない時間になってしまいます。
経済的・時間的に余裕があるものを選ぶ
習い事はユニフォームなどの衣装や道具、消耗品の他、遠征費がかかることもあります。
バレエやピアノなどは発表会やコンクールがあれば月謝のほかに謝礼金や参加費、衣装代、交通費。
場合によっては宿泊費や、コンクール前の練習用に仮スタジオ代もかかります。
また、習い事やイベントへの送迎もあるためパパやママはもちろん、宿題や課題にかける時間を確保しなくちゃいけないお子さんにも時間的な余裕は必要になります。
家族で共通の話題として話す時間を作る
習い事って、金銭的にも時間的にも家族を巻き込んで続けていけるものです。
それぞれ習い事に対してどう思っているのか、家族のイベントや用事と重なった場合の優先順位など、ご家族で話す時間を持っておくと後々のトラブルも防げます!
子供の得意や好きを習い事で伸ばそう
習い事で子供の得意や好きから伸ばせるスキルにはどのようなものがあるのでしょうか。
次にあげる10種類の習い事ごとに、身につくスキルを見ていきましょう。
①ピアノ教室で身につくスキル
②英語教室で身につくスキル
③ヒップホップダンス教室で身につくスキル
④絵画教室で身につくスキル
⑤水泳教室で身につくスキル
⑥テニススクールで身につくスキル
⑦塾で身につくスキル
⑧習字で身につくスキル
⑨野球・サッカー教室で身につくスキル
ピアノ教室で身につくスキル
音感、リズム感はもちろん、両手を同時に別々の動きをさせるので、脳への刺激も期待できます。脳への刺激から集中力もつき、暗記量も増すと言われています。
英語教室で身につくスキル
英語に対する恐怖心がなくなるので、英語の絵本、歌、映画に興味を持つようになります。
アルファベットの読み書きやネイティブに近い発音が学べ、熱心に通えば英語を英語のまま理解できるように(英語脳)なる可能性もあります。
ヒップホップダンス教室で身につくスキル
全身の筋肉を使うダンスなので、リズム感のほかにも筋力やスタミナもつき、キレッキレで踊ろうとすれば瞬発力もつきます。
音に合わせて体の細部まで気を使って動かすことで、運動感覚やブローカ野など脳の活性化も期待できます。
振付を覚えるため記憶力も良くなり、仲間と踊れば協調性やコミュニケーション能力も身につくでしょう。
絵画教室で身につくスキル
真っ白なキャンバスに表現していく面白さ。
点が線になり、面になり、色が重ねて…など、クリエイティブな感覚が身につきます。
ゼロから何かを生み出す力は、将来の趣味や職業選びにも影響を与えそう!
水泳教室で身につくスキル
スイミングに通わせていれば泳力が身につくので、将来水の事故を避けられる護身術としてのスキルが身につくとも言えます。
基礎体力もつき、心肺機能の強化や、全身運動で脳の発達を刺激する、夜の睡眠が深くなる、ストレス解消などの効果もあるでしょう。
テニススクールで身につくスキル
瞬発力や、下半身、肩甲骨まわりの筋肉が発達するので、基礎体力がつきます。
また、テニスボールを目で追うことで動体視力が良くなり、いざという時に身を守れる確率も上がります。
ゲームをすることで勝敗から感情の明暗が分かれるため、相手の気持ちを考えたり、自分の行動を抑えるなど感情のコントロールする術も身につきます。
塾で身につくスキル
学力を身につける場所ですが、集中力、根気なども得られます。
塾講師は学校の先生とは違うので、やる気次第では学年を超えた知識を身に着けることができます。
学年や教科の枠を超えてお子さんの知的好奇心を満足させてくれる塾や、受験に特化したスキルが身につくような、点数を上げるための傾向と対策だけを教えてくれる塾もあります。
習字で身につくスキル
トメ、ハネ、ハライに注意して文字が書けるようになるので、美しい文字が身につき、大人になってからも「字のきれいな人」でいられます。
姿勢が良くなり、集中力がつくので勉強面でも記憶力がアップすることにつながります。
野球・サッカー教室で身につくスキル
投げる、打つ、蹴る、握るなど体を大きく動かす動作を繰り返すので、身体能力が良くなります。
ゲームを繰り返すうちに状況判断ができるようになり、チームメイトとのコミュニケーションや仲間内でのレギュラー争いなどから闘争心、チームでの活動で協調性なども学べます。
挨拶や礼儀はしっかり教えられることが多いからか、挨拶の声も大きく気持ちの良い子たちが目立ちます。
子供の習い事が意味ない?無駄だと感じる理由や選び方の注意点のまとめ
子供の習い事は意味がないの?
①やってみてダメだったことが良い経験になることも:やってみてこそ向き不向きがわかる
②自分の得意を見つける事ができるかも:習い事がきっかけで好きや得意を探せる
③学校以外の社会とつながって成長できるかも:学校、年齢、性別を超えて人間力を伸ばせるチャンス
④学校以外の友達ができるかも:同じ目標を持つ仲間なのできっかけさえあれば仲良しに!
⑤学ぶことで子どもの自信に繋がる:成功や失敗を通して成長できる
⑥運動系なら体力がつく:スイミングならけがも少なくおすすめです
子供の習い事が意味ないと感じる理由は?
①多くの習い事をしすぎている:時間の余裕がなくなる
②先生・コーチとあわない:お子さんとの相性を確認できると良い
③本人のやる気がない:メンバーが多すぎて指導されない、親が勝手に決めた
④本人が楽しめない:習い事の時間が苦痛に!?
⑤お友達に誘われてやっている:習い事の内容に興味がない
⑥費用と見合わないと感じる:レベルや方針があっているか
⑦家での練習が負担になっている:学校の宿題に当てる時間も忘れずに
⑧親が期待しすぎている:親の期待が負担になる場合もある
意味のない習い事を選ばないための注意点
①見学できるなら雰囲気を見てみる:指導方針、生徒のレベル、内容の確認
②スモールステップでできるものを選ぶ:目標をクリアできるイメージがあるか
③子供の意見を優先する:やるかどうかは本人次第
④経済的・時間的に余裕があるものを選ぶ:送迎の負担、諸費用を把握して
⑤家族で共通の話題として話す時間を作る:家族イベントなどとの優先順位
子供の得意や好きを習い事で伸ばそう
①ピアノ教室で身につくスキル:音感、リズム感、脳への刺激で集中力や暗記量
②英語教室で身につくスキル:英語に対する恐怖心がなくなる、英語の絵本、映画などへの興味、アルファベットの読み書き、ネイティブに近い発音、英語を英語で理解する力
③ヒップホップダンス教室で身につくスキル:リズム感、体力、筋力、スタミナ、瞬発力、脳の活性化、記憶力、協調性、コミュニケーション能力
④絵画教室で身につくスキル:創造性
⑤水泳教室で身につくスキル:泳力、体力、心肺機能の強化、脳の発達、快眠、ストレス解消
⑥テニススクールで身につくスキル:瞬発力、体力、筋力、動体視力、感情のコントロール
⑦塾で身につくスキル:学力、集中力、根気、知的好奇心、受験対応力
⑧習字で身につくスキル:美しい文字が書ける、正しい姿勢、集中力、記憶力
⑨野球・サッカー教室で身につくスキル:身体能力、状況判断力、コミュニケーション能力、闘争心、協調性、礼儀作法
習い事をすることで、学校以外の社会とつながることができ、普段はできない経験が可能です。
お子さんにとって習い事の内容以上の価値があることもありますよ♪
この記事を参考に、お子さんが夢中になれるような習い事選びをしてみてくださいね!