成人式を行うのは20歳ですが、その半分の年齢である10歳の年に執り行う行事を「二分の一成人式」と言います。
最近の小学校では、二分の一成人式をするところが増えていますよね。
さて、二分の一成人式を前に、両親に課せられる難題があります。
それが「父親や母親から子へ贈る手紙の執筆」です!
親なら誰しも子供に対し思うところはたくさんあると思いますが、いざ、手紙を書こうとしても、なかなか想いも言葉もまとまりません。
そこで今回は、二分の一成人式に向けた手紙を書く時のコツやメッセージの例文を紹介したいと思います。
悩めるあなたの、お役に立てますように。
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二分の一成人式の手紙とは?
二分の一成人式の手紙は、親と子の絆を深めることに狙いがあります。
ですので、決して形式にとらわれることはありません。
ですが、書く時のコツの一つとして、手紙の全体の流れを掴んでおくといいですね。
全体の流れが把握できていれば、書くべきことがイメージしやすくなります。
今までの想い出を短文でまとめるコツ
手紙の流れ
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①初めに書き出しの文章
子供に語りかけるように書きます。「10歳おめでとう」「あなたが生まれてもう10年が経つんですね」など。
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②10年間の子供との思い出やその時感じたこと
妊娠や出産、子供の成長、入園や入学などなど、子供との思い出や、エピソードをあなたのその時の嬉しかった気持ちを織り込みながら書きます。
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③子供の今後に込めた気持ち
未来の子供に向けた言葉を綴ります。
「今後のあなたの成長が楽しみです」など、ポジティブな言葉を使います。
かつ、子供に過度な期待を押し付けるような言葉は避けてください。 -
④締めくくりの言葉
締めくくりの言葉は、子供さんへの愛情を言葉にしましょう。
「いつまでも○○(子供の名前)が大好きなお母さんより」などです。
きれいに文字でなくても構いません。
難しい言葉や、素晴らしい文章を書く必要もありません。
大切なのは、子供が読みやすい、理解しやすい言葉で書くことです。
二分の一成人式の手紙の例文5選・父親から子供へのメッセージ
手紙を書くときに一番悩むのは、流れ②の10年間の子供との思い出やエピソードについてのメッセージではないでしょうか?
父親・手紙全体の例文を紹介します。
○○(子供の名前)二分の一成人式おめでとう。
○○が、お腹の中にいると聞かされた時、お父さんはすごく嬉しかったよ。
これから出会う君は、いったいどんな子なのだろうと胸がワクワクして、生まれてくるのをとても楽しみにしていました。
生まれてきた○○は本当に小さくて、可愛くて、お父さんは○○を何があっても絶対に守ろうと心に決めたんだよ。
明るくて、元気で、でも泣き虫な○○が小学生になったとき「あの小さかった○○がもうこんなに大きくなったのか」と、感動して思わず涙ぐんでしまいました。
どんなことがあっても、最後には笑って元気に日々を過ごしている○○を、お父さんは尊敬しています。
これからも、前向きで明るい○○のままでいてください。
辛い事、大変なことがあったとき、いつでもお父さんに頼ってくださいね。
お父さんは、いつまでも○○の見方だからね。
これからも、○○の一番のサポーターのお父さんより。
流れ②の細かいエピソードの例文を5つ紹介しましょう。
例文1:初めて抱っこしたときの思い出
初めて○○を抱っこしたとき、柔らかくて小さくてなんだか怖いなと感じたけれど、それ以上に愛しくて、お父さんは、この子のためにもっとしっかりとしなければと思ったんだよ。
例文2:成長の喜び
○○が、両手を伸ばしてお父さんに抱っこをねだる姿を、いまだに思い出します。
あんなに小さくて頼りなかった、君がもう10歳になって今では、お父さんよりもしっかりしているので本当に、頼もしく思います。
例文3:体が弱くて心配したこと
○○が幼稚園の時は、体が弱くてよく熱を出していましたね。
それでも、一生懸命に運動会に参加していた姿は、今思い出しても胸が熱くなります。
例文4:お友達とうまくやっているか心配だったこと
人見知りで、泣き虫な気○○が、ちゃんと園でやっていけるのか不安で仕方がなかったけれど、「お友達ができたよ」って、○○から満面の笑顔で聞かされた時は、本当に嬉しくて、涙が出るかと思いました。
例文5:頼もしく思えた出来事
守ってあげるだけの存在だと思っていた○○が、去年お父さんが高熱を出した時に、頼んだわけでもないのに進んで看病してくれたよね。
お父さんは、君の成長を感じて、嬉しいようなでもちょっぴり寂しいような、誇らしいような複雑な気持ちになったんだよ。
二分の一成人式の手紙の例文5選・母親から子供へのメッセージ
お母さんは子供との係わりが深い分、思い出や思い入れが多すぎてついうっかりと、手紙が長くなってしまいます。
ですので、できればエピソードを1つか2つに絞って書いた方がいいかもしれませんね。
例文1:初めの言葉
二分の成人式おめでとう。
小さかった○○も、もう10歳になるんだね。
例文2:生まれてきたとき
○○がお腹の中にいる時、お母さんは、自分がちゃんとしたお母さんになれるのか不安でした。
でも、生まれてきた○○を抱っこしたとき、愛しくて、愛しくて、もう絶対に何があっても○○を守るんだって心に誓ったんだよ。
例文3:園でのこと
泣き虫で甘えたな○○は、園でもたくさん泣いているのではないかと心配でしたが、初めての保育参観で生き生きと、堂々と振舞っている姿を見て、お母さんは嬉しくて泣きそうになりました。
例文4:小学校でのこと
まだまだ頼りないと思っていた、○○が、毎日重たいランドセルを背負って長い通学路を歩いて学校まで通えるのか、お母さんは本当に心配で、心配で仕方がありませんでした。
でも、○○はお母さんの心配はよそに、毎日元気いっぱいに登下校してくれていますね。
そんな○○の姿を見て、日々、成長を感じ嬉しい思い出いっぱいです。
例文5:子供の今後に込めた思い
嫌なことも、楽しかったことも○○は全部お母さんに話してくれますね。
これからも、明るく素直なままの○○でいてください。
お母さんは、いつまでもあなたの味方ですよ。
二分の一成人式の手紙の例文!父親や母親からのメッセージの書き方のまとめ
こちらの記事では、二分の一成人式の手紙の例文・父親や母親からのメッセージについて紹介してきました。
ポイントとしては、子供に語り掛けるつもりで書くことです。
あとは、紹介した手紙の流れを念頭に置き、10年分の思い出や感情をそのまま文章にしましょう。
整えられた文章や、きれいな言葉より、素直なあなたの気持ちがきっと子供の心に響くはずですよ。
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