大学受験に向けて、校内選考書類や推薦書類の書き方に困っている親御さんも多いですよね。
保護者にとっての悩みのタネ、【指定校推薦】の書類の記入…。
保護者の意見を書く際に、何を書いたらいいのか…。
そんな方のためにも、今回は「校内選考書類に書く保護者の意見の例文」をまとめました!
推薦の親の意見の欄は何を書けばよい?志望理由の書き方
推薦書類の欄では、子どもの進学に際して「親目線でみた適正」や「子どもから聞いた大学進学への意気込み対するコメント」を記載していきましょう。
「大学進学への意気込み」=「志望理由」や「入学したい学科にまつわるエピソード」がもとになっています。
親から見た大学と子供の適性
親から見て、子ども行きたいと言っている大学が適正かを記入します。
子どもが得意な科目とその学科の方向性(文系・理系等)があっている。
子どもの興味関心のある分野(医学・保育等)が大学の学科にある。
子どもが今していること(スポーツ)、(芸術)、(研究)を進学先で発展させることができる。
子どもの将来目指しているものに必要な学習ができる。
など…
親から見て、子どもが行きたいと言っている理由や行かせたい訳が記入できればOKです。
なぜその大学を希望したのか
子どもがどうしてその大学を志望しているかを主軸に話を展開させましょう。
夢や将来のためという書きやすいテーマがあるといいですね。
お子さんと一緒に進学希望をしている大学について話してみると書きやすいです。
まだ具体的に希望した理由(志望理由)がまとめられない子もいるかと思います。
その場合は、大学の授業体験や説明会、パンフレットのなかで聞いた中で興味を持ったポイントを切り口にするのが良いですよ!
「興味を持ったこと」「将来の夢」について具体的に説明し、大学で「興味を持ったこと」「将来の夢」を学ぶことができる!
と繋げていきましょう。
なぜその学部・学科に入りたいのか
学部や学科が決まっている場合には、志望理由の中でもなぜその学部・学科に入りたいのかを書く必要があります。
たくさんある学部学科の中でも、違いがあるのでその学部・学科でしかできないことは何かを意識しながら聞き取っていきましょう。
お子さんの中には、学部学科のイメージが付いていない子もいます…。
大学と高校の学習の仕方の違いに注目してまとめていくといいですよ。
その大学に入るために何をしてきたのか
基本的には、入学のために学習してきたというのが大半ですが…。
欠席をせずに学校での学びを深めた。
家庭内で、宿題や学校の学習以外にも、大学で必要な学習(他言語や高校の授業では取り扱わない分野などでもOK)を熱心にしていた。
スポーツ、芸術を熱心に取り組んできた。
など、進学する大学に合わせて親から見た子どもの頑張りを評価して記入してください!
将来はどうしたいのか
大学を卒業後は、大学院に進学を目指している。
留学をしたいと言っている。
就職したい(どんな企業や分野かを書けたら最高です。)といっている。
といった将来への展望を記入しましょう。
指定校推薦の親の意見の例文3選
今までのポイントを踏まえた例文を記載していきますね!
保護者の意見の例文①将来就職を希望している場合
娘(息子)は○○大学での△△の学部に興味をもって熱心に学習しています。
卒業後は□□会社に就職したいと話しており、○○大学では就職先で必要となる「××が学べる」「××の資格が取得できる」ため、娘(息子)に合っている大学だと思います。
入学のため、家庭でも学習を熱心にしており、親としても○○大学に入学して夢を叶えて欲しいという思いです。
娘(息子)本人から、大学の説明会に参加した事、その中でさらに○○大学で学びたいと感じたという話を聞き、本人の意見を尊重して見守りたいと思っています。
保護者の意見の例文②将来進学を目指している場合
娘(息子)は将来○○大学の大学院に進学したいと話しています。
○○大学の学部では××を学ぶことができ、××を○○大学で学んだ末、大学院へ進学しさらに学びを深めていきたいと話しています。
娘(息子)は昔から××に興味を持っており、親としても昔から継続して興味を持っていることを学んでほしいと思っています。
第一志望の○○大学では、娘(息子)の興味関心を深堀し、大学院進学を目指すことができると聞き保護者として進学を後押ししていきたいと考えております。
娘(息子)が日々進学のために、厳しい評価を受けながらも学習や課題を努力している姿を見ており、進学後も努力し学習していく力が備わっていると実感しています。
保護者の意見の例文③将来のことは具体的に決まっていない場合
進学後の具体的な目標が定まっていない娘(息子)ですが、入学するのは○○大学が良いと話しています。
進学のため、学習(スポーツ)(芸術)を頑張っており、娘(息子)は大学で学んだことをもとに、その後の進路を決めたいと話しています。
様々な分野を学ぶことができる○○大学では、娘(息子)が進路を考えるための刺激になると考えています。
○○大学の校風も、××な性格の娘(息子)に合っており、本人の希望も強いため意思を尊重して応援したいです。
校内選考で保護者の意見は影響する?
推薦書類の内容や出来が合否に関係するとは言われていません。
親としても応援したいという気持ちを記載する分にはデメリットはありませんが、
長すぎず端的に記入することを心がけましょう。
学費の面や、親と子の意見が対立している場合もあるでしょう…。
進学に反対だという意見を記載した場合は、親は同意していないというイメージを持たれてしまうでしょう。
指定校推薦の校内選考での保護者の意見は、合否に関係はありませんが、あくまでも推薦文です。
大学進学が否定的な場合には、子どもを推薦している「推薦書」としての役割がなくなってしまうので注意しましょう。
指定校推薦の親の意見の例文・校内選考書類に書く保護者の意見のまとめ
指定校推薦の保護者の意見では…
- 子どもが行きたいと言っている大学に対する親の見解を書く!
- 子どもと話し合ったことや、親から見た子どものいい部分を記載する。
- あくまでも、子どもを推薦することを意識した分で記入する。
以上のことに注意しながら記入してみてくださいね!