塾なしで高校受験に挑む場合、中学三年の夏休みの過ごし方はとても大切です。
家庭でスケジュール管理と高校入試の情報収集をしていきましょう。
時間や手間がかかることもありますが、不可能ではありません。
一般的に、公立高校受験は塾なしでも可能と言われています。
しかし、国立高校や難関私立高校を受験する場合は塾での受験対策指導があった方が良いようです。
志望校によっては、塾なしで高校入試に挑むことが難しい場合もありますので、よく確認して塾を利用するか、塾なしで高校受験に挑むのかを考えてくださいね。
また、塾なしで自主的に勉強に取り組めるのか、子ども本人の意志を確認しましょう。
そのうえで、夏休みを有効に使えるよう親子で予定を立てましょうね。
それでは、塾なしで高校受験に挑む場合の夏休みの過ごし方、夏休み一日のスケジュール、夏休みに長時間勉強するコツについて紹介しますね。
塾なしで高校受験に挑む夏休みの過ごし方は?
塾なしで高校受験をする場合の夏休みの過ごし方のポイントを見ていきましょう。
夏休み前の三者面談で打ち合わせ
夏休み前、または夏休みに入ってすぐにある三者面談。
ここで、担任の先生に、塾なしで受験をする予定であることを伝えましょう。
塾に行って高校受験をするのが当たり前という地域もあると思います。
塾に行かないと情報量が少なくなるので、担任の先生からアドバイスをもらえるようお願いしておきましょう。
また、保護者自身が高校のHPを確認したり、実際に子どもと学校説明会に行って積極的に情報収集をするよう心がけましょう。
私立高校の場合は、学校説明会の時に個別相談を受けることをお勧めします。
高校の先生に入試の疑問点を質問できますよ。
夏休みの予定を書き出す
夏休みに予定していることを書きだしておきます。
例えば・・・
- 夏休みに部活の試合やコンクールがある場合はその日程。
- 高校の学校説明会の日程。
- 帰省など家庭の予定がある場合はその日程。
※近年、高校の学校説明会は事前予約制になっています。
高校のHPなどを確認して、早めに予約しましょう。
宿題は早めに終わらせる
中学三年の夏休みの宿題は、中学一年二年のときより量が少ないと思われます。
しかし、宿題が出た場合は、早めに終わらせて、受験勉強の時間を確保するようにしましょう。
今までの復習をする
高校入試の問題は中学一年、中学二年で学習した範囲からも多く出題されます。
夏休み中に、中学一年、中学二年、中学三年一学期に習った範囲を復習しましょう。
受験対策をする
復習が進んだら、受験対策の問題を解くようにしましょう。
何から手をつければいいのか、分からなかったり、迷う時は通信教育を利用するのがお勧めです。
参考書や問題集より費用はかかりますが、塾よりは安い費用で中学三年間の復習と高校受験対策ができます。
一般的な大手通信教育では、添削指導、動画による解説授業なども利用できるので、自宅で自分のペースで高校受験対策ができますよ。
通信教育を利用するときのポイント
- 子どものレベルにあったコースを選ぶ
- 教材が大量に送られてくるが、内容を確認して、必要な教材から使用する。
- 基礎に不安がある教科は、あせらず基礎問題から解く。
- 解答解説をよく読み、間違えた問題は解き直しをする。
- 分からない問題は、先生、親、兄や姉など、分かる人に解き方をきく。
また、次に説明しますが、模試や実力テストで、正答できなかった問題を解きなおしすることも、受験対策となりますよ。
模試を受ける
可能なら模試を受けるようにしましょう。
模試を受けるメリット
- 自分の実力がわかる。
- 模試の復習をすると、受験対策になる。
模試が受けられなくても、学校で実力テストが組み込まれていれば、実力テストを活用しましょう。
模試や実力テストを受けると、解答がもらえます。
解答を見ながら、間違えた問題の解きなおしをすると、受験対策になりますよ。
模試や実力テストで自分の実力(点数、順位など)を確認したら、解きなおしをするようにしましょう。
過去問を解く
過去問が発売されたら、購入して、出題内容を確認しておきましょう。
私立高校では、学校説明会のときに購入できることもあります。
受験する予定の高校の過去問は、必ず購入しましょう。
しかし、実際に過去問を解くのは、秋以降でも問題ありません。
夏休み中は、復習と受験対策の問題演習に取り組みましょう。
夏休みの一日のスケジュールは?
夏休み一日の過ごし方のポイントをみていきましょう。
勉強のスケジュールを立てる
一日に勉強する範囲を決めて取り組みましょう。
運動も取り入れる
机に向かう時間が長いと、運動量が減って、体力が低下してしまいます。
歩いたり、ストレッチをしたり、軽く体を動かす時間も必要ですよ。
睡眠時間はしっかりと
睡眠時間は確保しましょう。
また、夜更かしはしないで、朝型の生活を心がけましょう。
食事もバランスよく
三度の食事は時間を決めて、きちんと摂りましょう。
自宅で勉強していると運動量が減りますし、おやつを食べすぎてしまうこともあります。
栄養バランスが崩れないよう、間食はほどほどにしましょう。
夏休みに長時間勉強するコツは?
夏休みに実力をつけるためには、時間をかけて勉強する必要があります。
長時間勉強に取り組めるように、親子でよく話し合いましょう。
できるだけ子ども本人の意志を尊重しつつ、長時間勉強できるようにサポートしてくださいね。
長時間勉強するコツをみていきましょう。
早起きをする
早起きをして、午前中から勉強に取り組む方が、効率よく勉強できますよ。
夜になると、疲れて眠くなってくることもあるので、朝の涼しいうちに勉強をスタートさせたいですね。
目標を達成できた時のご褒美を作る
目標を決めて勉強するようにしましょう。
目標が達成できたら小さなご褒美があると、嬉しいですね。
例①
今日は数学の○○の単元と英語の△△について復習する。
朝早くから勉強できて、予定通りに勉強が進んだら、夜は早めに勉強を終了して好きなことをする。
例②
8月中旬までに宿題と中学一年、二年、三年一学期の復習をする。
8月中旬に親戚と出かける予定があるので、その日まではしっかり勉強して、遊びに行く日に息抜きをする。
午前中・午後・夜のくくりで勉強時間を分ける
午前中、午後、夜に何時間くらい勉強するかを決めると良いですね。
また、その時間に勉強する内容を決めて取り組むようにします。
勉強時間や内容は、子ども自身が決めるようアドバイスしてくださいね。
例
- 午前中(昼食まで)に2時間 数学 一次関数の復習と問題演習
- 午後(昼食から夕食まで)に2時間 英語 不定詞の復習と問題演習
- 夜(夕食後から就寝前まで)に1~2時間 国語 受験対策問題
塾なしで高校受験に挑む!中三の夏休みの勉強スケジュールのまとめ
塾なしで高校受験に挑戦する場合の夏休みの過ごし方、夏休み1日のスケジュール、長時間勉強するコツについて紹介しました。
塾なしで高校受験に挑む夏休みの過ごし方
- 夏休み前の三者面談で、担任の先生と打ち合わせをします。
- 夏休みの予定を書き出して、勉強時間を確保します。
- 宿題は早めに終わらせて、受験のための勉強に取り組みましょう。
- 中学一年、二年、三年一学期の範囲を復習しましょう。
- 復習が進んだら、受験対策の問題を解くようにします。
- 可能なら模試を受けると自分の実力がわかります。
- また、不正解だった問題の解きなおしをすると、受験対策になります。
- 受験予定の高校の過去問を購入して、出題内容を確認しておくと良いです。
夏休みの一日のスケジュール
- 勉強のスケジュールを立てましょう。
- 体力が低下しないよう、軽く運動するようにします。
- 睡眠時間は確保して、朝型の生活をするように心がけましょう。
- 三度の食事は時間を決めて、きちんと摂るようにしましょう。
夏休みに長時間勉強するコツ
- 早起きをして、午前中の早い時間に勉強を始めるようにします。
- 目標を達成できた時のご褒美をつくって、継続して勉強できるようにすると良いです。
- 午前中・午後・夜のくくりで勉強時間を分けて、取り組む内容を決めて、勉強するようにします。
- 勉強時間や内容は、子ども自身が決めるようアドバイスしてくださいね。
その他
- 高校の学校説明会には積極的に参加しましょう。
- 最近は予約が必要な場合が多いので、高校のHPを確認してくださいね。
- 勉強の進め方に不安がある場合は、通信教育を利用すると、塾よりは安い料金で、自宅で復習や受験対策ができますよ。
塾なしでも子どもが希望する高校に進学できるよう、勉強のサポートや高校入試に関する情報収集をしていきましょう。
記事を参考にして、夏休みを有効に活用してくださいね!