日本人にとってきんぴらごぼうは、代表的な家庭の味と言っても過言ではありません。
また、簡単にごぼうの大量消費ができて、作り置きメニューにもぴったりですよね。
そんなきんぴらごぼうですが、食べすぎることによって体に起こる悪影響が分かってきました。
今回の記事では、「きんぴらごぼうを毎日でも食べたい!でも悪影響が心配・・・」
という方のために、きんぴらごぼうの効果や栄養と毎日食べたい場合の工夫をご紹介します!
きんぴらごぼう好きの皆さん、是非参考にしてみてください!
きんぴらごぼうは体に悪い?
程よい塩気と甘味が特徴的なきんぴらごぼう。
ごぼうやにんじんなどの根菜を美味しく、手軽に摂取することができるので、「体に良い」と思いますよね。
それになんとなく、昔ながらの料理なので、栄養満点!なんてイメージも・・・
しかし、きんぴらごぼうにも摂取の仕方に注意しなければならない点があるんです。
きんぴらごぼうの特徴も踏まえて注意点をご紹介していきます。
毎日食べるのは良くない?
ごぼうは他の野菜に比べて炭水化物が多いとされています。
甘味のあるにんじんと比べても、炭水化物が多いごぼうの方が、カロリーや糖質も野菜のなかでは多いのです。
また、きんぴらごぼうのカロリーを高くしている原因が調味料にあります。
きんぴらごぼうには、砂糖やみりんといった、甘味のある調味料を使用しますよね。
これらの調味料は、少量使うだけでも料理全体のカロリーと糖質を上げてしまいます。
よって、きんぴらごぼうを毎日食べると太ってしまう可能性が高くなるのです。
肥満体質になり、将来的に糖尿病などのリスクも高くなるので、食べ過ぎには注意が必要です。
塩分過多になる?
一般的なきんぴらごぼうには、醤油を使います。
醤油には塩分が豊富に含まれているので、取りすぎには注意が必要です。
また、「みりん風調味料」にも注意が必要です。
本みりんよりも価格が安く、みりんのような役割を果たしてくれるので、主婦にとっては嬉しい調味料ですよね。
しかし、みりん風調味料には、水飴やブドウ糖などの糖分に加えて塩分も豊富に含まれています。
きんぴらごぼうにみりんを使用する場合は、みりん風調味料ではなく、「本みりん」を使用するようにしましょう。
市販のきんぴらごぼうは体に悪い?
市販のきんぴらごぼうのカロリーは、100gあたり130kcal〜150kcalのものが多いとされています。
健康のための1食分のカロリー目安は500kcal前後とされていますので、市販のきんぴらごぼうひとつで、1食分のカロリーの約3分の1は摂取してしまうことになるのです。
また市販のきんぴらごぼうは、糖質量も15g〜20gと高めになっています。
1食分の糖質量の目安が20g〜40gとされていますので、健康のためには市販のものは控えた方が良さそうです。
きんぴらごぼうを毎日食べたい場合の工夫
きんぴらごぼうを毎日食べるためには、調味料の工夫が必要です。
上記でも挙げた通り、きんぴらごぼうに使用される調味料には糖分と塩分が多いです。
例えば、砂糖の代わりにはちみつや0カロリー甘味料を使用すると糖分が抑えられます。
また、「蒸らし炒め」で調理するのもおすすめです。
蒸らしてから炒めると、硬い根菜にもしっかり熱が通り、旨味が引き出される事で調味料が少量でも美味しく召しあがれます。
さらに、炒める時にサラダ油ではなく、ごま油を使って香りを出すことで、満足感が得られる味にもなりおすすめです!
また、ご飯のおかずとしてもぴったりなきんぴらごぼうですが、ごぼう自体にも炭水化物が多く含まれています。
おかずとして食べる場合は摂取量にも注意してください。
きんぴらごぼうの効果や栄養
ごぼうの代表的な栄養素として、食物繊維があります。
ごぼうには、水溶性と不溶性両方の食物繊維が入っているので、便秘解消にはぴったりの野菜です。
また、アルギニンというアミノ酸の一種も入っており、男性にとっては精力増強作用が期待されたり、女性にとっては美肌効果があるという嬉しい栄養素もあります。
他にも、ガン予防や動脈硬化予防などの免疫効果もあるようです。
副材料として使用されるニンジンにも、美肌効果があるカロテンという栄養素が豊富に含まれています。
仕上げに使われるゴマには肝臓の機能を高めるセサミンが、七味唐辛子には体を温めるカプサイシンが含まれます。
このように、きんぴらごぼうを食べると一度にたくさんの栄養素が摂取できる事が分かりますね!
きんぴらごぼうは体に悪い?効果や栄養と毎日食べたい場合の工夫のまとめ
今回は、「きんぴらごぼうは体に悪い?効果や栄養と毎日食べたい場合の工夫」についてご紹介してきました。
記事をまとめると、
- ごぼうには炭水化物が多く肥満になる可能性がある!
- 調味料には塩分も豊富に含まれるので塩分過多に注意する!
- 市販のきんぴらごぼうはカロリーも高く糖質量も多い!
- 毎日食べるには調味料の工夫が必要!
- きんぴらごぼうには栄養素が豊富に含まれている!
となります。
きんぴらごぼうには、体に嬉しい豊富な栄養素が含まれていますが、やはり食べ過ぎには注意が必要です。
毎日食べる場合には、調理の仕方を工夫しながら食べるようにしてくださいね。
この記事を参考に、美味しくきんぴらごぼうを頂きましょう!