子どもが急に休んだり、なにかトラブル等があって学校に連絡することってありますよね。
人によっては月に何回もある…なんてご家庭も耳にします。
必要なことだとはわかっているけれど、学校への電話はなんとなく苦手意識があるママやパパもいるでしょう。
このように言っている私も、苦手意識があったひとりです。
担任の先生は電話に出るの?
内容が伝わるように話せるかな?
名乗るときはどうしたらいい?
親の名前子どもの名前?
などの様々な不安がよぎって、呼び出し音が鳴っている間はずっとドキドキしていました。
今回は、私のように学校にかける電話が苦手で緊張してしまうママやパパに向けて、疑問点やコツ・マナーをお伝えします。
この記事で学校に電話をすることへの苦手意識を取り除いて、学校との連絡を密に取れるようにしましょう。
学校と連絡を密に取ることが出来るようになれば、子どもたちが学校に安心して通えるようになりますよ。
学校に電話をするのが緊張する!苦手を克服するための対策は?
学校への電話に緊張する気持ちは、私も同じだったので共感しかありません。
では何故、緊張してしまうのでしょう。
私の場合は「先生に伝えたいことを全て伝えられるか」ということが、一番の気がかりでした。
あとは学校の電話取次ぎの流れが見えないことも不安でした。
ここでは、そんな不安を取り除き、苦手意識を克服するための方法をお伝えします。
電話をかける前に話す内容をまとめる
電話をする際、頭の中に漠然とでしたら話す内容が浮かんでいると思います。
しかし電話連絡をする際は、学校の欠席連絡ひとつとっても「欠席すること」「休む理由」「いつまで休むのか」など、実は伝えなくてはならない内容はいくつもあるのです。
そのため大まかな内容を把握しているだけでは、伝え漏れが起きる可能性が大いにあります。
まずは、何を伝えなくてはいけないのか、頭の中で伝えるべき内容をまとめましょう。
話す内容を決めて紙に書いておく
せっかく話す内容をまとめても、緊張したままだと、電話が繋がった瞬間に内容を忘れるもあります。
電話を切ってから言い忘れたことを思い出して、後悔をする。
私にもそんな経験が何度もあります。
このような事態を避けるため、慣れるまでは話す内容をあらかじめ紙に書いておきましょう。
それだけでも伝える内容を忘れる事態は最小限に防げます。
また、紙を見れば大丈夫だという安心感は、電話をかけるときの精神的なハードルを下げてくれますよ。
先生が電話に出られないことも想定しておく
学校に電話をかけるとき不安なのが、担任の先生が電話に出るかということ。
また、電話の一次対応はどのような先生がしてくださるのかが不明だったのも、心配の種でした。
何度か電話をかけていくうちに「電話に出るのは事務の先生が多いこと」「担任の先生が電話に出られるとは限らない」と気が付き不安は解消されていきましたが、慣れるまでは毎回ドキドキの連続。
いつも緊張していました。
電話に出てくださることが多い先生は事務業務を専門に請け負っているため、電話対応に慣れています。
そのため、電話で内容を伝えれば大体把握してくれます。
伝言で済む内容であれば伝えて下さますし、必要とあれば担任の先生に繋いでくれます。
万が一、先生が授業中や研修や会議等で出られない場合は、その旨を伝えてくれます。
どうしても急ぎであれば折り返しの連絡をお願いしてもいいですし、後日になるようであれば簡単な内容を連絡帳に書いて「〇〇時頃にお電話させていただきます」とアポを取り付けて置くといいでしょう。
ゆっくり話すように心がける
連絡内容をまとめ、カンペを作っておいても早口で伝えては、相手には伝わりにくいです。
特に電話は相手の表情が見えないため、早口で話してしまうと伝えたいことが伝わりにくいものです。
そのため、出来る限りゆっくりと話すことを心掛けましょう。
落ち着いて話せば先生にも必ず伝わります。
また、緊張しているときは早口になりやすいです。
ゆっくり話すことを心掛ければ、意外と聞き取りやすいスピードになっていたりしますよ。
失敗しても誰もそんなに気にしない
最後にとても大事なのが、この「失敗しても誰も気にしない」という考えです。
電話でうまく話せなかった…とこちらは落ち込むこともありますよね。
私もそう落ち込んだ経験が、一度や二度ではありません。
けれど、先生方からすれば「きちんと連絡をくれて良かった」「学校で気が付かなかった変化を知ることが出来た」と連絡をくれたことは、親への信頼に繋がります。
もし伝え忘れたことがあれば、再度連絡することも、連絡帳を用いて伝え忘れを書ことも可能です。
学校への電話連絡で失敗しても、フォローする方法はたくさんあります。
失敗しても大丈夫だと考えて、安心して電話をかけてみましょう。
電話をかけるときの基本的なマナーは?
電話をかけるときには最低限必要なマナーがあります。
そう言われると身構えるかもしれません。
しかし、逆に言えばそれさえ抑えておけばOKということです。
今からお伝えする2点に気を付けて、電話をかけて下さい。
最初と最後に挨拶を忘れない
挨拶は大人の大事なマナーです。
先生が電話に出たら「いつもお世話になっております」、または「お忙しいところすみません」と、先生への気遣いある挨拶をしましょう。
また欠席の連絡など、朝の時間帯に電話をするときには「おはようございます」と挨拶するのもいいですね。
電話を切る前には「ありがとうございました」、「よろしくお願いいたします」などの内容にそぐうお礼あや挨拶と同時に「失礼します」と伝えましょう。
切るタイミングを伝えてあげると、先生も安心します。
話し終わってすぐにガチャ切りをしない
プライベートの電話でも、話終わってすぐにガチャ切りされると悲しいですよね。
特に固定電話の場合、そのまま受話器を置くとガチャンという音がして、冷たい印象を与えてしまいます。
一度フックを指で押さえてから、受話器を置くようにしましょう。
また携帯電話や子機でも、切るときには一呼吸おいてから通話をオフにしましょう。
親が学校へ電話をかけるときはどう名乗る?
親が学校へ電話を書ける場面は2つあります。
一つは我が子のことで、電話をかけるとき。
もう一つはPTAの役員などで連絡をするときです。
立場が変わるので、その場合の名乗り方は違っています。
どのように名乗ったらいいのか、これからご説明いたします。
子供の用事で連絡するとき
子どものことで電話をするときは、子どものクラスと子どもの名前を名乗ります。
子どもの名前の後に「○○の母です」などと、関係性も伝えてあげると先生方にもわかりやすくて親切です。
PTA役員などで親自身の用事で連絡するとき
役員として電話をするときは、子どものクラスと名前でもいいですが、役員をしている担当部名と自分の名字を伝えたほうがわかりやすいでしょう。
学校へ電話をかけるときの例文
ここまで説明をしてきましたが、いざ電話をすると思うと頭の中が真っ白になってしまう方もいるでしょう。
ですので、ここで例文をご紹介します。
是非参考にして、頭の中を整理しながらお電話を書けてみてください。
遅刻・早退・欠席の場合
おはようございます。
○年×組の△△の母です。
△△が熱を出しておりますので、お休みさせていただきたくてお電話いたしました。
今日一日、様子を見てお休みさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
失礼いたします。
先生と話したいことがあるとき
×年×組の○○の母でございます。
いつもお世話になっております。
△△先生はお手すきでしょうか?
(先生と代わったら)
お忙しいところすみません。
○○の母でございます。
息子のことで相談したいことがありまして、お電話いたしました。
今日お友達と言い争いになり、手を出されてしまったようです。
それで明日、学校へ行くことを嫌がっていました。
恐縮ですが、明日二人の間を取り持つようなご対応をしていただくことは出来ますか?
(先生から了解をもらったら)
ありがとうございます。
先生が間に入ってくださるようでしたら、○○も心強いと思います。
○○にも安心して学校へ行くよう伝えます。
お忙しい時間帯にご対応いただきありがとうございました。
失礼いたします。
PTA役員など親自身の用事で電話するとき
お世話になっています。
PTA役員××部の○○です。
担当の△△先生はいらっしゃいますか?
(先生と代わってもらったら)
お忙しいところすみません。
次回の役員部会の件でご連絡いたしました。
部会の議題が●●でしたが、◎◎についても話し合っておいたほうが良いと思うのですが、どうでしょうか?
(先生と相談が終わったら)
では、こちらのほうで資料を集めておきますので、▲日に提出いたします。
よろしくお願いいたします。
失礼いたします。
学校に電話するのが緊張して苦手!名乗るのは親?子供の名前?のまとめ
学校への電話は緊張しますよね。
自分の態度や言葉が原因で、先生方から我が子への評価が変わったらどうしよう。
ネガティブに考えれば考えるほど、苦手意識が湧いてしまいます。
けれど、電話をして失敗したと思った場合は、連絡帳などでフォローすることで取り返しがつきます。
ここにポイントさえ押さえてあれば、電話連絡は大丈夫です。
子どもたちが安心して学校に行けるよう、気負わずに電話連絡をしましょう。