「結婚」というひとつのゴールを迎えた2人には家族、友人、知人から沢山の祝福のお祝いがくることでしょう。
お祝いをいただいた場合はもちろん、お礼を伝える必要があります。
しかし、お礼を伝えるとなるとついついかしこまった形式になってしまうことが多いもの・・・
今回は堅苦しく感じさせないお礼状の例文をいくつかご紹介したいと思います。
結婚祝いのお礼状・親戚に送る堅苦しくないメッセージの例文
それではお送りする人別、堅苦しくないメッセージの例文を紹介していきたいと思います。
例文①両親
自身の両親に改めてお礼を伝えるのは少々気恥ずかしいかもしれません。
しかし、心から祝福してくれた両親にお礼を言わない訳にはいかないのではないでしょうか?
感謝を伝える機会も中々ないと思いますので、素直な気持ちを手紙にしてみてください。
結婚のお祝いをありがとうございました。
新たな生活を迎え改めて家族や親のありがたみを感じています。
お祝いとともにもらった言葉を胸にふたりのような暖かく笑顔が溢れる家庭を築いていきます。
ここまで育ててくれて本当にありがとうございました。
これからも末永くよろしくお願いいたします。
簡単ではありますが、今までの感謝の気持ちとお祝いについても述べているため、ご両親には気持ちはしっかり伝わると思います。
例文②義父や義母
お相手のご両親には少々丁寧な言葉を選んでも良いかもしれません。
だからといって丁寧な言葉で固める必要もありません。
これから家族になるのですから、適度な言葉遣いで問題ないでしょう。
結婚のお祝いをありがとうございました。
ありがたく今後の新生活に使わせていただきます。
ささやかながらお礼の品をお贈りします。
はじめてご挨拶した日から本当の家族のように接してくださりありがとうございました。
これからは○○さんと支え合ってお父さんとお母さんのような明るく幸せな家庭を築いて行きたいと思います。
来月はぜひご一緒に食事をしたいと思っているので改めて連絡いたします。
今後も末永くよろしくお願いします。
これからお世話になるご両親には今までのお礼とこれからお世話になることを丁寧に伝えておきましょう。
例文③兄弟・姉妹
兄弟と姉妹にもお礼はきちんと伝える必要があります。
親しき仲にも礼儀あり、こちらも感謝の気持ちを簡単に伝える形で良いでしょう。
結婚のお祝いをありがとう。
早速新生活に使わせてもらっています。
相変わらずセンスが輝いているねと○○さんと話しています。
ささやかですがお礼の品を贈ります。
喜んでもらえると嬉しいです。
引っ越しをしてようやく落ち着いてきたので近くに寄った際には新居に遊びにきてね。
また会える日を楽しみにしています。
兄弟、姉妹には少しカジュアルな文章を交えつつも感謝の気持ちを綴ると固くなり過ぎず、柔らかい文章になるでしょう。
例文④おじやおば
普段中々お会いすることがないかもしれないおじさんやおばさんへのお礼の手紙は感謝を伝える絶好のチャンスです。
こちらも形式にこだわって堅くなる必要はありません。
しかし、砕け過ぎずに素直に感謝の気持ちを伝えましょう。
大変ご無沙汰しております。
お変わりなくお過ごしでしょうか?
先日は私たちの結婚に際して暖かいお心遣いをいただきましてありがとうございました。
ありがたく新生活で使わせていただきます。
ささやかながら心ばかりの品をお贈りいたします。
今後はお互い支え合いながらおじさま おばさま夫婦のように笑いのたえない家庭にしていきたいと思います。
近くに寄った際にはぜひご挨拶させてください。
またお会いできる日を楽しみにしています。
おじさんやおばさんも会いにきてくれると分かると喜んでくれると思います。
そのような一言が嬉しいものですよね。
例文⑤いとこ
いとこと会う機会が少ない方も多いのではないでしょうか?
お礼の返事で近況を一緒に伝えてみると、今後の会話のきっかけになるかもしれませんね。
お元気にお過ごしでしょうか?
この度は私たちの結婚に際し心のこもったお祝いの品をいただきましてありがとうございました。
これからはふたりで支え合いながら温かい家庭を築いていきたいと思います。
ようやく新居も片付きましたので近くにお越しの際は是非遊びにいらしてください。
ささやかながら心ばかりの内祝いの品をお贈りいたします。
未熟な二人ではありますがこれからもどうぞ宜しくお願い致します。
いとこへのお礼の手紙もカジュアルさを意識して書いてみると相手にこちらの気持ちが届きやすくなると思います。
結婚祝いのお礼状の基本の書き方
先に堅苦しくならないお礼状の書き方を紹介しましたが、基本的な書き方も知っておいた方が良いでしょう。
形式としては
- 頭語 拝啓や謹啓などの手紙の書きだし
- 時候の挨拶 季節を表す言葉
- 相手を気遣う言葉
- お祝いへのお礼の言葉
- 近況
- 今後のお付き合いをお願いする言葉
- 内祝いの品を贈った事を伝える言葉、結びの挨拶
- 結語:敬具、敬白などの手紙の終わり
- 日時
- 氏名:夫婦連名
- 宛先
必ずしもこの順番通りに記載をしなければいけない、ということはありませんが、
- お祝いへのお礼の言葉
- 今後のお付き合いをお願いする言葉
- 内祝いの品を贈った事を伝える言葉
は必ず入れるようにしましょう。
お相手に「今後も末永いお付き合いをよろしくお願いします」といった気持ちが伝わればそこまで形式に囚われなくても良いのではないでしょうか。
またこちらの例文には記載がありませんが、夫婦氏名の前にご自身の住所を記載しておくと親切かと思います。
親戚への結婚祝いのお礼状に使えるお礼の言葉・一言メッセージは?
こちらでは親戚にお礼を伝える言葉やメッセージをラインナップしていきます。
もし参考になりそうなフレーズがあればぜひ使ってくださいね!
- いつもありがとうございます
- いつも感謝しています
- 先日はお世話になり、ありがとうございました
- いつもお気遣いくださり、感謝の気持ちでいっぱいです
- いつも応援してくれてありがとう
- ○○さんの存在が励みです
- 温かいお心遣いにいつも感謝しています
- 心豊かな毎日を過ごせますように
- 素敵な一年になりますように
- 実り多き季節になりますように
- 毎日笑顔で過ごせますように
- たくさんの笑顔に囲まれますように
- たくさんの幸せが舞い込みますように
親戚への結婚祝いのお礼状に使える結びの言葉は?
「結びの言葉」とは、手紙の最後に添える言葉であり、相手の健康を気づかう表現や季節に合わせた表現など、相手を思う気持ちを重んじる言葉です。
季節に併せての結びの言葉
春:花冷えの季節は体調を崩しやすいものです どうぞご自愛ください。
夏:まだまだ暑い日が続きますのでお身体に気を付けてお過ごしください。
秋:秋めいて過ごしやすい日々が続いておりますのでこちらにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。
冬:寒くなる季節ですので、温かくしてお過ごしください。
相手を気遣っての言葉
- お身体にご自愛ください。
- どうかお元気でお過ごしください。
- またお会いできるのをとても楽しみにしております。
- ご多幸をお祈り申し上げます
親戚の方との関係は長く続くもの。
結びの言葉には相手を気遣う言葉を選択すると良いでしょう。
親戚宛:堅苦しくない結婚祝いのお礼状を書く時の注意点
親戚にお礼状を書く際に注意すべきポイントは、「忌み言葉や重ね言葉を使用しない」ことと「句読点を使用しないこと」です。
まず、忌み言葉については「別れ」、「切れる」、「戻る」など離婚や不幸を連想させてしまうからです。
同じ理由で「再び」、「ますます」、「重ね重ね」という言葉も不幸を繰り返すことを連想させることから使用は好まれていません。
また、最近ではそこまで気にする方はいなくなってきたようですが、句読点を使用することも文が切れてしまうことからお祝いの区切り、縁起が悪いとされているので注意しましょう。
あとは先でも少し触れましたが、相手が親戚の場合でも「親しき仲にも礼儀あり」です。
堅苦しくないなる必要はありませんが、あまりに砕けた言葉を使用すると失礼にあたる可能性もあるので気を付けてくださいね。
結婚祝いのお礼状の例文・親戚への堅苦しくない書き方の文例のまとめ
お礼は沢山伝えたいけれど、どうやって文章にしたら良いか分からない、と悩む方は多いと思います。
そんなときは自分の素直な気持ちを文字にすることが大切です。
もちろん、マナーも大切ですが、一番は相手への感謝の気持ちだと個人的には思っています。
こちらの記事が参考になり、素敵なお礼状が書けることを祈っています・・・♪