お米を炊くのが面倒だなって時、うっかり炊き忘れてしまった時に役立つのが、パックご飯ではないでしょうか?
パックご飯を常備されている主婦の方、一人暮らしの方も多くいらっしゃるでしょう。
簡単で便利なのでたまに食べる分にはいいですが、毎日パックご飯を食べるともなると『パックご飯は体に悪い?』と不安になりますよね。
こちらでは、パックご飯は体に悪いのか気になっている方に向けて、入っている添加物やプラスチックの容器の心配ごとを詳しく調査してみました。
最後には添加物不使用のパックご飯もピックアップしてみましたので、参考にしていただけると幸いです。
毎日パックご飯を食べる方、必見です!
パックご飯は体に悪い?
長期保存でき、食べたいときにチンして食べられる、便利なパックご飯!
でも、なんで長期保存できるの?添加物が入っているから?
プラスチックの容器をチンして食べるけど、体に悪くないの?
不安に思う方も、いらっしゃるでしょう。
添加物が入ってる?
添加物不使用のパックご飯もありますが、添加物が入ったものもあります。
添加物が入ったパックご飯か、添加物不使用のパックご飯か、どうか確認するには、原材料名の部分を確認してみましょう。
パックご飯で入っている添加物を紹介します。
ph調整剤
食品における腐敗防止や変色防止の目的で加工品などに含有されている食品添加物の総称。
酸性やアルカリ性の度合いを調整するために用いられます。
実は、パックご飯の中で『健康にいい』と人気な玄米・雑穀米の商品に含まれていることが多いです。
ph調整剤が入っているから危険という訳ではありませんが、腸内細菌が秦で死んでしまうなど体に害があり、体に悪いものでもある可能性があると指摘する専門家もいます。
また、ph調整剤として添加する場合は、原材料名には一括表示が認められているため、何がどのくらい含まれているかは、消費者にはわからないようになっています。
そのため何がどのくらい含まれているかわからないところに、ph調整剤の怖さがあると思います。
酸味料
食品に酸味を加えるときにも使われますが、ph調整剤と役割は同じで防腐剤として添加されることが多い食品添加物です。
酸味料も、原材料名には一括表示が認められているため、消費者には何がどのくらい含まれているかわからないのです。
毎日、パックご飯を食べるとなると、1パックあたりに含まれる添加物は微量かもしれませんが、長期的に毎日摂取し続ける事により体に悪い影響が起こるかもしれません。
プラスチックの容器が良くない?
加熱してから食べるパックご飯なので、容器の成分がご飯に溶け出したりして、毎日食べると体に悪いのではないか、と心配する声をよく聞きます。
パックご飯などは、主にPP・PA・PE・EVOHの4つが記載されていることが多く、いずれも安全性が高いものになります。
パックのご飯が常温でも長持ちする理由
パックのご飯を、長持ちさせるための腐らない理由についてお伝えします。
パックご飯が腐らない理由は、腐る原因となる、菌、酸素を、しっかりシャットアウトしているからなんです。
腐るとは、酸化すること。
酸化の原因となる二つの要素は、『雑菌の増殖で酸化が進むこと』『空気中の酸素と反応して酸化が進むこと』です。
ですので、この二つの要因を遠ざければ、腐るということはないのです。
パックのご飯を毎日食べたら体に悪い?
保存料などの食品添加物に頼らず作られている添加物不使用のパックご飯は、パックご飯を毎日食べたとしても、体に悪いということはありません。
また、容器が熱で溶けて健康被害が出るのではと不安に感じる人もいるようですが、記載されている調理方法をしっかい守れば溶け出すことはないので安心してください。
パックご飯を選ぶときに気をつけること事は?
ご飯の種類、容量、保存期間、調理方法、価格。
どれも選ぶときに大切な選択肢ですが、毎日口にするものですので、添加物不使用なもの、容器の素材を確認するのも、気をつけるポイントの一つではないでしょうか?
お米の産地が書いてあるか?
日本では食品衛生法により、原材料の産地、添加物などの記載が義務付けられています。
ですので、どんなお米を使っているのか、どんな添加物がふくまれているのかなど、一目で確認できるので、パックご飯を毎日、安心して食べることが出来ます。
容器の素材は何でできているか?
PP(ポリプロピレン)容器などのトレーに使用されることが多く、水素と炭素の高分子物質。
PA(ナイロン)パックご飯の蓋に使用されることが多く、水素、炭素、酸素、窒素の高分子物質。
PE(ポリエチレン)プラスチックの中で安全性が最も高く、水素と炭素の高分子物質。
EVOH(エチレンビニルアルコール)水素と炭素、酸素からなる高分子物質。
PP、PA、PE、EVOHの4つが記載されていることが多く、いずれも安全性が高いものになります。
添加物が気になるなら無添加を選ぼう
毎日の食事にパックご飯を使用される場合は、例え1パックあたりに含まれる添加物の含有量が微量でも、毎日長期的に摂取し続ける事になります。
添加物の健康への影響が不安な場合、やはり添加物不使用の商品を手に取ったほうがよいのではないでしょうか。
添加物なしのパックご飯はある?酸味料不使用の商品は?
添加物を使用していない、酸味料不使用のパックご飯の人気の商品をご紹介します。
アイリスオーヤマ 低温製法米のおいしいごはん 国産米
精米したてのご飯をそのままパックご飯にし、「低温製法米」を使用している商品です。
酸味料不使用で、原材料名にも添加物の表示はありませんので、添加物不使用で安心してお米本来の味と香りが楽しめます。
標準サイズのお茶碗一杯分のちょうどいい量です。
東洋水産 あったかごはん 200g×5個
レンジで2分・いつも炊きたての味・ふっくらおいしいこだわりごはん。
酸味料不使用で、こちらも添加物の記載はありませんので、添加物不使用で、安心して毎日お米本来の味と香りを楽しんでいただけます。
加圧釜炊き、個食炊飯製法だから、1粒1粒までふっくら。
コシヒカリ、ひとめぼれ、つるがロマンスのベストブレンド。
パックご飯は賞味期限が切れたら食べられない?
消費期限は食品を安全に食べられる期限、賞味期限はその食品をおいしく食べることが出来る期限になります。
パックご飯に記載されている期限は賞味期限になるので、直射日光を避ける、常温保存するなど、保存状態が良ければ、記載されている賞味期限より長く食べられることもできますが、あくまでも自己責任になりますので、賞味期限内においしくいただくことをお勧めします。
パックご飯は体に悪いのかのまとめ
パックご飯は、体に悪い食べ物ではありません。
ただし、メーカーや商品によっては添加物である『ph調整剤』や『酸味料』が入っているものもります。
毎日パックご飯を食べられる方には、特に体に悪い影響のない、添加物不使用のパックご飯をおすすめします。