勉強といえば紙に書いて覚えていた世代にとっては、お子様の通う学校をはじめ通信教育や学習塾などでも急速に使用が広まっているタブレット学習に、戸惑いや不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
私としても、すでに学校でのパソコンの授業や家で使っているタブレットに慣れている小5の上の子はいいとしても、小2の下の子がちょっと心配…。
タブレット学習についていけるのか、すぐに飽きて遊んでしまううちの子にとって、タブレットを見ているだけで本当に勉強になるのかも疑わしい、慣れないタブレット操作で壊しちゃったらどうしよう…。
など不安は尽きません。
どうしたものかとまわりのママたちに相談してみると「とりあえず慣れさせようとタブレットを使った通信教育でもさせてみようかな、でも何がいいのかわからない」という悩みがアチコチから聞こえてきました。
タブレット学習への不安があるのは私だけじゃないようですね!
今回は、そんな悩みを解消してくれるような小学生の通信教育でおすすめのタブレット学習について調べてみました。
タブレット学習ができる通信教育にはどんなものがあるのか、またタブレット学習のメリットデメリットや実際体験させた方たちの口コミ。
加えて、数ある通信教育の中から選ぶ時のポイントについてもご紹介しています。
この記事を参考にすれば、あなたのタブレット学習に対する不安も解消できるはず!
ぜひ読んでみてくださいね。
小学生におすすめのタブレット学習は?
タブレット学習を取り入れた通信教育には色々ありますが、その中でもおすすめなものは、進研ゼミ(チャレンジタッチ)・Z会の通信教育(小学生タブレットコース)・スマイルゼミ・デキタス・すらら・RISU算数・スタディサプリ。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
進研ゼミ(チャレンジタッチ)
専用タブレットを使って年長から小6までの学習内容を1日約15分で効率よく学べます。
通信教育といえばコレ!という人も多いのでは?勉強嫌いなお子さんは、ゲーム感覚で学べるのでおすすめです。
Z会の通信教育(小学生タブレットコース)
小1から小6までの学習内容を、テキスト学習かタブレット学習の2つから選べて受験コースもあります。
通信教育小学生の部の顧客満足度No.1というのも学習目的がしっかり分けられていて、それぞれのニーズに合った学習ができるから。
小2までは独自の教材を使っていますが、小3からは(国語以外)教科書に沿った内容です。
すでに勉強の習慣がついているお子様にはピッタリです。
スマイルゼミ
年中から中3までの学習内容を専用タブレット、使いやすいと評判のタッチペンで行います。
タブレットの性能はピカイチで、勉強とゲームが区別されている点もポイント高。
家族専用のSNSでその日の学習もチェックできるのも便利です。
教科書に沿った内容の教材ですが、特に英語教材が秀逸とされています。
デキタス
小1から中3までの学習内容が自宅のパソコン、タブレットからログインしてどこででもできます。つまずいた箇所があれば学年を戻ったり、先に進む学習もできます♪
お値段も手ごろ。
教科書に沿った内容が、かわいいキャラクターとゲーム感覚で学べます。
無料体験ができるのも嬉しいですね!
すらら
小1から高3までの学習内容を学年にこだわらずに、すららコーチによって一人ひとりに合った学習設計をしてくれます。
授業についていけなくなったお子さんや、不登校のお子さん、発達障害があるお子さんにもきめ細やかに対応してくれます。
自宅のパソコンやタブレットでどこででも学習できるのと、保護者とのやり取りも毎週してくれて手厚いサポートも!
RISU算数
RISU算数 – お子様1人1人にピッタリの学びを届けるタブレット教材 (risu-japan.com)
算数が苦手なお子様にはこれ!算数検定も無料で受験できるのも特徴です。
お子様に最適なレッスン動画と問題を出してくれるので、苦手が得意に変わるか
も?24時間いつでも無料でフォロー相談してくれるので安心です。
ブルーライトを抑えるために、キャラクターやゲーム性を持たない内容と、料金はお子さんの進度によって基本料金に利用料がプラスされるという点も他にはない特徴です。
スタディサプリ
小4から小6までの学習が自宅のタブレットやスマホから受講でき、14日間の無料お試しも可能!
お値段もお手頃なのに、一流予備校や塾での経験がある先生からのわかりやすい授業が見られる映像授業を、自分で選んで学べるんです。
自分から勉強したいというお子さんに向いています。
小学生の通信教育のデメリットは?
小学生の通信教育を始めるには、デメリットがあることも忘れてはいけません。
書いて覚える教科は難しいこともある、タブレットの破損、目が悪くなるかもしれない、タブレットの準備が必要なことがあげられます。
書いて覚える教科は難しい?
ノートに何度も書いてしっかりと覚える、そんな学習方法が必要なものもあります。
漢字の書き取りや社会の地名、歴史の人名などは書いて覚える学習もしておかないと、読めるけど書けない…という可能性もあります。
タブレットの破損
タブレットは精密機械なので、デリケートに扱わないと破損の危険も!
お子さんにありがちなのは、飲み物をこぼしてしまったなどのケースがあるので注意しましょう。
目が悪くなるかも?
文部科学省の「令和元年度学校保健統計」によると、令和元年度の裸眼視力 1.0 未満の小学生の数は34.57%と過去最高の割合。
出典:令和元年度学校保健統計(学校保健統計調査報告書)の公表について (mext.go.jp)
ここ数年、視力低下の子供が急速に増えているんです。
この背景には、小さい頃からスマホ、ゲーム機やタブレットなどの液晶を長時間見ていることが原因の一つとも考えられます。
姿勢に気を配る、長時間は使わせないなどに注意しましょう。
ブルーライトカットレンズのメガネを使用したりやブルーライトカット機能のあるシートをタブレットに貼るなどの工夫でも効果があるでしょう。
→スマイルゼミ タブレット ブルーライトカット フィルム →Z会 タブレット ブルーライトカット フィルムタブレットの準備
タブレットを準備する必要はありますが、学校のタブレット学習の練習を兼ねて通信教育で慣れさせておくのはいいことだと思います。
特に低学年のうちは、操作方法に慣れていないと次の操作をどうすればいいのかで一杯いっぱいで、勉強内容はほぼ入っていきません…。
自宅用として新たに購入する場合は、解像度の低さやブルーライト対策がされていないものを選んでしまうと視力低下などの原因にも。
準備した後も定期的にデータを更新する作業が必要で、新しい教材が配信された時にはお子様が勉強される前にダウンロードしておかないと、更新時間を待っている間に勉強する気がなくなってしまうなども起こりえます!
小学生の通信教育のメリットは?
小学生の通信教育には動画で理解しやすい、楽しく勉強できる、学習のデータや教材をしまう場所などの管理が楽というメリットがあります。
詳しく解説していきますね。
動画で理解しやすい
文章などを読んで理解するよりもはるかに分かりやすい勉強ができます。
聞き逃してしまった時や、わからない時には何度でも復習できるのもメリットです。
ゲーム感覚で楽しく勉強できる
苦手な教科もゲーム感覚でできると勉強が楽しくなるきっかけにもなります。
問題が解けたときのわくわく、ドキドキも自分から勉強しようというやる気につながりますね!
学習のデータが集約されるので管理がしやすい
この一週間でどれだけ学習したか、点数が上がったのか下がったのかなどの学習の効果などのデータも一目でわかります。
教材がたくさんにならないのでしまう場所も管理が楽
教科書、資料プリントの束とノートなど、通常だとひとつの教科だけでもたくさんの教材が必要で教材を置く場所も取りがち。
しかも、一年ごとに整理したり処分したりがとにかく面倒!
そんな悩みも、タブレットひとつで簡単に管理ができちゃうので楽チンです。
小学生の通信教育・タブレット学習の効果は?
ここがいちばん気になりますよね?
やってみても効果が感じられなかったケース、始めてよかったと効果を感じた場合のどちらもご紹介します。
いまいち効果が感じられなかった口コミ
あまり効果が感じられなかったという意見もありました。
手軽にできるからこそ
・できる子だと物足りないかも
・紙教材もやらせたくなる
・適当に押しても課題を終了することができてしまい、学習にならなかった
タブレットならでは
・夢中になりすぎてしまう
・授業に飽きたらほかの動画を見ていたことがあった
・わが子に合わず、テキストの教材に変えた
親と一緒の機器を使っていると、タブレットに入れてあるアプリで遊んでしまうこともあるようです。
また、合わないと感じるのには操作のしにくさにも原因があるのかもしれませんので、慣れるまでは一緒に付き合ってあげましょう。
初めてよかった!効果的だった口コミ
反対にとてもよかった、うちの子の学習スタイルには合っていたという口コミも!保護者にとってのメリットもありましたよ。
お子様への効果
・1人で前向きに勉強できるようになった
・空いている時間にさっと学習できる
・映像でしっかりポイントを教えてくれる映像授業が合っているよう
保護者の方への効果
・親のスマホに、子供が間違えたポイントなどのメールが届くので安心
・紙教材だと横にいないとダメだけど、丸つけまでやってくれるから親も楽
・送迎がいらないので、保護者が楽
・進捗管理が楽
小学生の通信教育・タブレット学習の選び方
学習の目的に合っているか、サポート体制は充実しているか、手元にあるデバイス(タブレット)で利用できるか、専用のタブレットはあるのかに注目して選びましょう。
教材は学習の目的に合っているか?
特に低学年のうちは基本的なことを反復して学んでいるので、学習教材が学校の教科書の内容や単元と同じかが大事なポイントになります。
特に受験を考えている場合などには、受験対策を行っている通信教育を選びましょう。
サポート体制は充実しているか?
タブレット学習はお子様が1人で進めるので、わからない時やつまずいたときにきちんとしたサポートがないと続けることはできません。
手元にあるデバイス(タブレット)で利用できるか?
専用タブレットの購入が必要な通信教育と、手元にあるタブレットですぐに始められるものもあるので確認しましょう。
専用のタブレットはあるか?
専用タブレットがあれば、お子さんが別のサイトを見たり、勉強しているとばかり思っていたら実はゲームアプリで遊んでいた、またSNSを利用したりすることも防ぐことができます。
うちの小5の娘も、調べ学習があるからと家族用のタブレットを使わせていたらいつの間にか動画サイトを見ていた、なんてことはよくあります。
タブレットにゲームアプリはいれていない、親でないとログインできないようにしているのでまだいいほうなのかもしれません。
お子様にタブレットを使わせるときはきちんとルールを決めておきましょうね!
小学生の通信教育・おすすめタブレット学習7選のまとめ
小学生の通信教育・おすすめタブレット学習と言っても色々な種類があるのでお子さんに合ったものを見極めて選ぶ必要がありますね!
お子様にピッタリの通信教育・タブレット学習は見つかりましたか?
気になる教材があれば、無料体験などをいくつか利用してみてお子さんと相談して決めてみることをおすすめします♪
- 小学生におすすめのタブレット学習
①進研ゼミ(チャレンジタッチ)はゲームの要素が多いので、勉強嫌いの子でも夢中になれるタブレット教材の代表とも言えます。
②Z会の通信教育(小学生タブレットコース)は受験対応コースもあり評価の高い通信教育ですでに学習の習慣が身についているお子さんにおすすめです。
③スマイルゼミは使いやすいタッチペン、タブレットの性能と特に英語教材への評価が高い通信教材で、ゲームと学習の線引きもしっかりされています。
④デキタスは何よりもその手ごろなお値段が魅力。
お勉強が苦手でゲームが好きなお子さんには向いているでしょう。
⑤すららは授業についていけなくなったお子さん、不登校、発達障害があるお子さんにもきめ細やかに対応してくれます。
⑥RISU算数は算数が苦手な子も得意になることができるという算数に的を絞った教材。
進んだ分だけ料金が取られるシステムです。
⑦スタディサプリは自分で見たい授業を選んで学習していくので自分から学習できる子にはおすすめ!
- 小学生の通信教育のデメリット
①漢字や社会の地名人名など、書いて覚える教科は難しいでしょう。
②タブレットに飲み物をこぼしてしまう、落としてしまうなどタブレットの破損もありえます。
③タブレットを時間使用していると目が悪くなる可能性も高まります。
休憩をはさんだり姿勢が悪くなっていないか意識させる、またブルーライトカット機能のあるシートや眼鏡を利用してもいいでしょう。
④タブレットを自宅用として新たに購入する場合は、解像度の低さやブルーライト対策がされていないものを選んでしまうと視力低下などの原因にもなってしまうので注意が必要です。
また、新しい教材に定期的に更新することも忘れてはいけません!
- 小学生の通信教育のメリット
①動画で理解しやすいのが何よりもタブレット学習のメリットと言えます。
何度でもくり返し復習もでき、文章を読んでもわからないことがスッと頭に入ってきます。
②ゲーム感覚で楽しく勉強できる
キャラクターやゲームのような仕掛けで、勉強が苦手な子も楽しく学べます。
③学習のデータが集約されるので管理がしやすい
保護者のスマホにデータが送られてきたり、お子さんの学習効果もわかりやすく知らせてくれます。
④教材がたくさんにならないのでしまう場所も管理が楽
たまる一方の教材やテキストにウンザリしているあなたには一番うれしい点かも。
ごちゃごちゃした教材は不要!タブレットひとつでしまう場所にも困りません。
- 小学生の通信教育・タブレット学習の効果は?
①いまいち効果が感じられなかった口コミには
簡単に取り組めるからこそ、もっと勉強したいという子には物足りなさを感じてしまうこともあるようです。
専用タブレットではない場合にはゲームアプリなどで遊び始めてしまうこともあるようなので、アプリを消したものなどご自宅用にもお子様の学習専用タブレットがあるといいかもしれません。
②初めてよかった!効果的だった口コミ
勉強の習慣がつく、自主的に学習できるようになったなどの効果がお子様にみられます。
その他保護者の方へ送迎がない、学習の管理や丸付けから解放されて楽になったなどの声があります。
- 小学生の通信教育・タブレット学習の選び方
①教材は学習の目的に合っているか?
勉強が苦手な子に学習習慣をつけるきっかけ、中学受験になど目的によって選ぶ教材は変わります。
②サポート体制は充実しているか?
1人で学習しているからこそ、つまずいた時へのサポートがきちんとされているかは大切なポイントです。
③手元にあるデバイス(タブレット)で利用できるか?
わざわざ新しくタブレットを買う必要があるのか、手元にあるもので対応ができるのかも確認が必要です。
④専用のタブレットはあるか?
通信教材によっては専用のタブレットを購入する必要があるものも。
故障してしまったときの対応についてもチェックしておきましょう。