中学受験での作文出題では、200字以内と400字以内もしくはそれ以上の出題があります。
200文字にまとめるって難しくない?と思いますよね。構成だってどうしたらいいの?
国語の採点中、作文10点って大きいですよね。確実に10点とれるための対策ってあるの?
今回は、作文200字のテーマや採点方法、構成、ポイントをまとめましたので見てみましょう。
中学受験の国語作文200文字の過去に出題のあったテーマは?
過去に出題された中学受験の国語作文では、どのようなテーマで出題があったのでしょうか?
ボランティア活動について
理想的な休日の過ごし方について
未来へのとらえ方について
日本固有の文化について(お正月やお盆)外国の方に説明するように書く
最近読んだ本で印象に残ったことや学んだことについて
世界に誇れると思う日本のものについて
100年後の未来にも残しておきたいもの
最近のニュースで気になった出来事について
スマホのメリットやデメリットについて
制服のメリットやデメリットについて
環境問題について考えること
地球温暖化防止のために私たちができることについて
「自由とは」思うことについて
核爆弾の根絶が必要な理由について
尊敬する人はだれか?またどんな部分を尊敬しているかについて
あなたが幸せを感じるときについて
誰にも負けないあなたの魅力について
学校生活で一番印象に残っていることについて
あなたが好きな言葉について
よい友達とはどんな友達ですか?
1年後の自分への手紙を書いてください
入学後に学びたいことについて
将来の夢やそうなるために努力していることについて
「なんで勉強なんかしなきゃならないんだ」という友達にあなたな難と声を掛けますか?
いじめを見たらあなたはどうしますか?
仲間外れにされている友達がいたらあなたはどうしますか?
いじめがいけないのはなぜですか?
嘘はいけないことですか?必要だと思うときはどんな時ですか?
人から信頼を得るにはどうしたらよいですか?
親への手紙を書いてください
他にも漢字や言葉の意味を考え、自分の体験談を交えながら説明しなさいといった出題がされた例も。
中学受験の作文200文字での配点方法は?何分で書けばいい?
中学受験の作文200字の課題は、国語テストの中の1題になります。内容文を読んで、筆者に絡めて出すテーマが出題されることが多いです。
200文字の作文では、10点満点になります。200字以内なので、10分くらいで書けると一番よいですね。それ以上取ると、他の読解問題に支障が出てくる可能性があります。作文は、第4問目か第5問目に出てきます。
中学受験での作文採点ですが、10点より原点されていきます。
まず、10点の点数配分ですが、3つに分かれています。
*主張を踏まえている文(2点)
*自分の意見(4点)
*具体的な体験(4点)
その他、誤字脱字、文字数、文法(です。ます。統一性)、原稿用紙の使い方で減点もされます。
中学受験の200字作文の構成はどうする?
200字作文の時の構成は、2部構成になります。
お勧めの書き方としては、具体的な体験や内容→体験から主張文→主張文から最後に自分の意見を取り入れる。
この順で書くと200字の構成が上手くいきます。2部構成なので、具体的な体験や内容で1部、その後が2部となるようにすると良いです。
次に、賛成、反対の意見を取り入れる場合の作文の時
この場合は、私は~に賛成・反対です。なぜなら・・・と主張からの始まり、自分の体験や具体的な内容まで、1部。その後に以上のことから・・・と自分の意見を取り入れて締める2部として書くと意見書的な作文は構成が上手に出来ると思います。
200字の作文は、短い文で順番に進めていくだけなので、書きやすい方だと思います。主張・具体的内容・意見を入れるだけなので、いわば、数学の内容証明に似ているのではないでしょうか。
では、次に中学受験作文で、気を付けるべきポイントを見てみましょう。
中学受験作文で、気を付けるべきポイントは?
*誤字脱字は、良く見直しをして無くす。(これだけで1点減点になるため気をつけましょう)
*200字作文なので、150字以上となります。少なすぎても200字超過も減点になるので気をつけましょう。
具体的には、101~150字以内だと-2点減点
100字以内もしくは201字以上 -10点減点(もう作文として認められません)
*反対・賛成意見を書く場合は、賛成で書く方がまとめやすいです。賛成なら賛同すればよいので短い文で十分対応できますが、反対となるとより具体的で納得させる文が必要であり、十分に考える時間が必要となってくるため、すぐに思いつきそうにない内容だった場合は、賛成で作成するのがお勧めですね。(本来は、自分の意見なので、このようなお勧めは意に反しているのですが・・・。)
*本文の抜出しや、ただ要約された文章の作文の場合は、全て減点10点になります。気を付けてください。一貫性が無い文章も大きく減点されます。何文も連ねて書くのは、やめましょう。
*必ず、筆者の主張・自分の体験具体内容・自分の意見 この3つは入れてください。点数配分としての基本となります。
200字作文は、都立中学受験だと毎年変わらず出題されているため、過去問も多く、解答例もたくさんあります。作文がどうしても苦手な人は、模範解答をまずは書き写してみましょう。色んな過去問を書きうつすことで、構成や書き方。文法の統一の仕方も少しずつ分かってきます。
一番は、量をこなしたくさんの解答例や解答を積み重ねていくことで、すると自分の中でパターン化されてきます。注意すべきポイントだけは、しっかり押さえて取り組んでみましょう。
中学受験の国語作文200文字で10点を取るための対策のまとめ
作文は、誰もが苦手と一番に挙げる課題でもありますが、これからは、もっとこのような記述をさせる問題も増えてきます。自分の意見をまとめること。
主張が苦手になってきている現代で必要な科目なのかもしれませんね。作文は中々成果を感じられないものではありますが、量をこなしていくと慣れてきます。内容にもなれますが、書くことも早くなります。
作文なんて、将来必要ないじゃないかと思われがちですが、文章まとめ自分の意見を述べることは、今後社会にでても大切になってきます。それの練習の1つだと考えます。
是非、受験のための作文だけの学びで留めず、文章を書くことは日々行ってほしいです。必ず将来役に立ちます^^