中学受験と言えば、作文が受験科目に入っている所が多いですよね。
しかし、作文対策で勉強するにも目的が無ければ時間の無駄にもなり兼ねません。
せっかく勉強するなら、テーマごとにいくつかの解答例を自分引出しとしてストックすることが一番だと思います。
過去問の作文問題をただ解くのではなく、過去問よりテーマあるいは項目別に分けることで見えてくることもあります。
今回は、中学受験作文の様々な中学校の過去問より出題されたテーマをまとめて紹介したいと思います。参考にし、テーマ別のパターンを作ってみてくださいね^^
中学受験の作文のテーマを項目別にみてみよう!
実際に中学受験で試験で出たことのあるテーマをまとめてみました。
【ニュースや時事問題】
*ここ半年以内の気になったニュースについてあなたの考えを述べなさい。
*近年、自転車事故の割合が増加している状況について、原因として考えられること、そして状況改善のための対策についてあなたの考えを述べなさい。
*格差社会の例を挙げ、あなたの考えを述べなさい。
*地球温暖化防止のために私たちが日常生活の中で出来る取り組みについて、具体例を挙げながら、あなたの考えを述べなさい。
*核爆弾の根絶はなぜ必要なのか?あなたの考えを述べなさい。
【思い出・経験・体験・人】
*あなたの魅力、誰にも負けないと自信をもっている部分について述べなさい。
*両親への手紙を書きなさい。
*あなたにとって大切なものについて、体験や経験を交えて述べなさい。
*学校生活において最も印象に残っていることについて説明しなさい。
*自分が輝く瞬間について説明しなさい。
【将来・志すもの】
*1年後の自分へ手紙を書きなさい。
*進学後、学びたい事について具体的に書きなさい。
*将来の夢や付きたい職業について、現在あなたが努力していることについて説明しなさい。
*挑戦することの意味についてあなたの考えを述べなさい。
【文化・日常】
*日本のお正月という文化について、外国人に説明することを想定して書きなさい。
*日本古来の文化・風習について、1つ例をあげ、外国人に説明することを想定して書きなさい。
*日本の物に対して挨拶や感謝する文化について、外国人に説明するこを想定して書きなさい。
*あなたは、未来についてどのようにとらえていますか。よりよい未来を気づくために、どのようなことをしていきたいか述べなさい、
*ボランティア活動について、あなたの経験や思うことを書きなさい。また、ボランティア活動をしたことがある場合は、どのようなボランティアを行ったのか説明しなさい。
【声掛けについて、人間関係】
*仲間外れにされている友達に、あなたならどう接するか述べなさい。
*いじめをしている友達に、あなたならどう声をかけるか述べなさい。
*いじめがいけない理由について説明しなさい。
*コミュニケーション力の必要性について、あなたの考えを述べなさい。
*ルールを守る事の必要性について、あなたの考えを述べなさい。
*校則とは何のためにあるものか、あなたの考えを述べなさい。
【言葉・用語・ことわざ】
*言葉の持つ力についてあなたの経験を元に説明しなさい。
*思いやりの大切さについて、あなたの経験をもとに説明しなさい。
*挨拶の大切さ、重要性について、経験をもとにあなたの考えを述べなさい。
*小学校と中学校の違いについて、あなたの考えを述べなさい。
*楽しさについて、あなたの経験を踏まえて説明しなさい。
*虚しさについて、あなたの経験を踏まえて説明しなさい。
*ことわざについて、あなたの体験を踏まえてどう思うか説明しなさい。
1急がばまわれ
2画にかいた餅
3腐っても鯛
4口はわざわいのもと
5犬も歩けば棒に当たる
何十年分の中でも比較的新しい問題の一部を挙げました。自分の経験や考えのみで書くことができる、作文と知識を必要とする作文に分かれると思います。
しかし、知識が必要なものは、殆どが新聞で話題になったこと。学校での基礎知識で賄うことができる内容です。もし、上記のテーマや項目をみて、分からないことがあるとすれば、それはチャンスです!
今学習し補い知識を増やすことができるからです。
日本の文化は、よく出題されるので日本人としてしっかり学んでおきましょう。
自分の未来もしっかり道筋を立てておくと、作文でも役立ちます。やるべきことが見えてきます。
勉強でもいえることですが、手前の目標よりも先の目標・自分が将来どうなりたいかをしっかり整理すると、今やるべき事が見え、ブレナイのです。これは、誰にでもいえることだと思います。
次に、中学受験作文に取り組む前に年頭に置いておくこと、注意すべきことをまとめてみました。
中学受験作文に取り組む時の注意すべきことは?
中学受験の作文は、通常の作文ではなく、与えられたテーマに置いて自分の知識と経験を取り入れながら、最終結論でまとめていく形になります。なので、論理文でなければ点数が取れにくいのです。
なので、作文のように ただ、言いたいことを論づけて述べてもだめなのです。言いたいことではなく、言うべきことを伝える文章でなくてはなりません。
第三者に伝えると考えると作成しやすくなります。
例えば、自分の作文を●●に伝わるように書きなさい。と言われれば、分かりやすく説明し、論立てて作成できますよね。
どんな時も言うべきことを分かりやすく、相手に伝えるつもりで考える必要があります。意識するだけで、内容も変わってくると思います。
次に、伝えたい事は、1つに絞るようにしてください。文字数も限られています。話が色々飛ぶと結局何が伝えたかったのか分かりにくくなります。1つの事を詳しく要約する力をつけるようにしましょう。
はじめは、何から始めたら良いか分からないと思います。文は書けば書くほど、内容も良くなり、書くスピードも上がってきます。
作文を書きうつすことから始めると良いです。何度も書きうつしているうちに、構成や話の作り方が分かってくるようになるからです。是非、取り組んでみてくださいね。
中学受験の作文テーマを項目別に見てみようのまとめ
いかがでしたでしょうか?過去問題をただ、見るよりもテーマ別に一覧にしてみると分かりやすくないでしょうか?
このように、一覧に自分なりにまとめて取り組んでいくと、得意な分野と苦手な分野が見えてくるので、やるべき事も見えてくると思います。
ここでは、一部であり、様々な過去問題が混ざっていますので、自分でも志望校の過去問を一覧テーマ別に分かりやすくまとめて、取り組んでみてください。
苦手克服ノートを作ると、一気に点数アップに繋がりますよ。是非試してみてくださいね。