子供が毎日元気に学校に通ってくれればいいですが、けがや病気、その他の理由で急に欠席しなければならない事態はありますよね。
無断欠席はできませんから、親が学校へ連絡する必要がありますが、どのように連絡すればよいのでしょうか。
方法については、電話連絡を認めている学校もあれば、反対に電話連絡は不可、としている学校もあります。
メールやファックスでの連絡を推奨している小学校もあり、さまざまですから、それぞれの学校の決まりを事前に確認しておいてくださいね。
小学校に欠席の電話連絡をする場合は、いつ、どのように電話をするのが良いのでしょうか。
時間や言い方まで詳しく紹介します。
小学校に欠席連絡の電話を入れる時間は何時?
電話連絡を認めている場合、ほとんどの学校では8時20分までに連絡するよう求めています。
理由は、その時間を過ぎると担任の先生はそれぞれの教室に向かっていることが多いからです。
7時30分~8時20分が電話連絡する時間の目安となります。
欠席連絡は誰宛に電話する?担任の先生につないでもらう?
欠席の連絡は、可能であれば担当の先生につないでもらうのが良いでしょう。
担任の先生は、生徒の出欠状況を出席簿に記録する必要があります。
欠席の場合は理由も記録されるので、特に病気で欠席する場合は体調についての詳細もお話しし、今後の予定についても話し合いができると良いですね。
もし担任の先生が離席している場合や手が離せない場合などは、電話に出た方にお伝えすれば構いません。
ほとんどの学校では、そのような場合の対応についてもマニュアルが作成され、先生同士で共有されています。
小学校に欠席連絡をする際のかけ方や言い方のポイントは?
保護者として失礼の無いように、そして必要事項を的確にお話ししたいですよね。
まずは挨拶、それからクラスと子供の名前、自分がその保護者である事を名乗り、欠席の理由を話すのが基本です。
事前に連絡するポイントをメモにまとめておいてはいかがでしょうか?慌てずお話しすることができますよ。
クラスと名前を伝える
まずこれが一番大事です!
「おはようございます。〇年〇組の〇〇の父(母)です。」
この一言で、担任の先生につないでもらえる場合もあるでしょうし、電話に出た方が対応してくれる場合もあるでしょう。
担任の先生と直接話したい場合は、この後に「担任の〇〇先生をお願いしたいのですが」と続ければよいでしょう。
欠席の理由
「今朝から熱がある」「けがをした」「急に親族に不幸があった」など、大まかでも構わないので、理由を伝えましょう。
続けて休むのがわかっていたら日数も伝える
入院が必要な場合や、遠くの親族の家に行かなければいけない場合など、日数がかかりそうな場合は、およその予定を伝えておくと良いでしょう。
小学校に欠席連絡をする際の例文
欠席理由にかかわらず、まずはきちんと挨拶をして名乗ることが必須です。
「おはようございます。〇年〇組の〇〇の母(父)です。いつもお世話になっております。」
このあとは、状況に応じて組み合わせてみてください。
体調不良で休む時
「今朝38度の熱を出しましたので、今日はお休みさせていただきます。咳をしていますが嘔吐などはありません。よろしくお願いします。」
「熱はないのですが、咳と鼻水がひどい状態なので、お休みさせていただきます。」
用事があって休む時
「親族に急な不幸があり、通夜と葬儀に出席するため欠席させていただきます。」
「家庭の事情でお休みさせていただきます。」
2日以上休む時
「遠くの親族の家に向かう為、〇曜日までお休みさせていただきます。」
「二日間は安静にするよう指示されましたので、〇日まで欠席します。」
学校にいきたくないという場合は正直に伝える?
子供が学校に行きたくない理由を話してくれる場合もあれば、理由は話したくないという場合もありますね。
正直な理由を伝えるか、理由を濁しておくか、子供の状況をみて親が判断してあげてください。
休んだあとに、子供が学校に行きづらくならないようにしたいですね。
正直な理由を伝える
例えば、「前日に嫌がらせを受けた」とか、「勉強について行けず不安になった」など、子供が悩みを話してくれた場合は、正直に伝えたうえで先生と相談するのも良いでしょう。
ただし、それを子供が先生に伝えてもよいと言っている場合のみに限ります。
体調不良を理由にしておく
学校に行きたくない理由を子供が話してくれない場合や、先生に伝えたくないと言っている場合は、体調不良を理由にしても問題ありません。
「熱はないが、体調がすぐれない」といった程度で大丈夫です。
学校に電話するのが緊張してしまうときの対処法
学校に電話をするとなると、緊張してしまう方もいるかもしれませんね。
話す内容を事前に準備しておけば、緊張は和らぐのではないでしょうか?
その際、スピーチのように完全な文章を作成してしまうと、読み間違いを気にするあまり余計に緊張してしまうので、伝えるポイントのみをメモしておく程度で良いと思います。
特に、子供の体調不良による連絡の場合は気が動転してしまうかもしれませんが、学校の先生方もあなたと同じように子供の事を考えてくれています。安心して、ゆっくり電話してください。
欠席連絡は電話NGの学校もある
学校によっては、電話連絡を禁止している学校もあります。
職員会議や授業の準備、登校してきた生徒の出迎えなど、朝の時間帯は先生方が忙しくて対応できない、という事があるからです。
また、インフルエンザや風邪が流行している時期などは欠席者が増え、そのたびに電話対応していては仕事が滞ってしまう、という理由もあるのでしょう。
そのような学校では、以下のような方法が利用されています。
連絡帳や連絡カードでやり取りする
学校で定められた連絡帳や連絡カードを、学校へ届ける方法です。
同じ学校に通うきょうだいがいる場合は、登校後すぐに担任の先生に渡してもらうことができますね。
きょうだいがいない場合は、親が届けたり、近所の子供に預けたりすることになります。
登校班や近所の子に預ける
集団登校の場合は登校班の友達に、そうでない場合は同じ学校に通う近所の友達に預ける方法です。
ただし、インフルエンザなど感染性の病気が理由で欠席する場合は、感染防止のため禁止している学校もありますから、事前に確認しておいてくださいね。
小学校の欠席連絡・電話の時間は何時まで?言い方やかけ方のまとめ
・電話連絡の可否を事前に確認しておきましょう。
・電話連絡の時間帯は7時30分~8時20分を目安に。
・まずは挨拶をきちんと!その後子供のクラスと名前、自分がその保護者である事を伝えましょう。
・体調不良が理由なら大まかに状態を伝えましょう。
・理由を伝えたくない場合は「家庭の事情で」という程度でOK。
子供の急な体調不良は、それだけでも慌ててしまいますよね。
学校の先生への連絡、というのも緊張してしまうでしょう。
忙しい朝の時間帯に、学校へ連絡するのは戸惑う事ばかりかもしれませんが、落ち着いて連絡できるよう普段から準備しておくと安心ですね。
お父さん、お母さん、がんばってください!