「〇〇の壁」という言葉をよく聞きますが、中でも「小1の壁」はよく話題になります。
とくに仕事をしている保護者は、仕事を退職すべきかどうかをすごく悩んでしまう方が多いですね。
そんな保護者はきっと、
「小1の壁で退職してよかった?」
「どんな時に良かったと思うの?」
「不安になることってないのかな?」
ということを知りたいはずです。
小1の壁で実際に仕事を退職してよかったと思う保護者は、どんな点で良かったと思えているのかを調べてみました。
また逆に、どんな時に不安になるのかなどもあわせてご紹介していきます。
これから小1の壁にぶち当たる方必見ですよ!
小1の壁で退職して良かったと思えることは?
保護者で小1の壁で仕事を辞めた人もたくさんいます。
「せっかく積んできたキャリアをすてるなんてもったいない」と思う人もいますよね。
確かにそうですが、実際は退職してよかったと思っている保護者もたくさんいるんですよ。
- 新生活で不安な子供に寄り添える
- 急な学校の休みにも対応できる
- ゆっくり子供と過ごせる
- 宿題や持ち物などの準備確認をする余裕ができる
など、いろんなことで仕事を退職して良かったと思えているのです。
今回は、小1の壁で退職してよかったと思えることを7つご紹介していきますね。
生活が変わって不安な子どもに寄り添える
小学校に入学すると生活がガラッと変わります。
親もそうですが、親以上に子供の方が新しいことの連続です。
- 友達できるかな・・・
- 勉強できるかな・・・
- 先生に怒られないかな・・・
- 忘れ物しないかな・・・
いろんな不安を抱えています。
そんな不安を抱えた子供に寄り添って、ゆっくりと話を聞いてあげサポートし、時には担任の先生に相談することもできます。
仕事を退職していたからこそできたことだなと、退職して良かったと思えるのです。
急な学校の休みなどに慌てず対応出来る
小学校に上がって緊張の連続で、子供もそれなりにお疲れモードになります。
体調を崩し、急に学校を休まないといけないことも出てきますよね。
また、インフルエンザが流行る時期になると学級閉鎖や休校など突然学校がお休みになることもあるのです。
そういった急な学校の休みなどの時でも、慌てることなく対応できます。
働いていたら、子供を一人で留守番させないといけなくなりますよね。
1年生に一人で留守番は、やはり心配です。
学校の休みは急なことが多いので、仕事をしているとなかなか対応できません。
そういう時に、退職して良かったと思うのです。
ゆっくり子供とすごせる
仕事をしているとどうしても子供とゆっくりと話したり、学校であったことを聞いてあげたりすることが難しいですよね。
でも、仕事を退職したことで時間に余裕もでき、子供とゆっくり過ごすことができるようになります。
子供のことをじっくりとみれるので、ちょっとした変化にも気づきやすくなりますよ。
子供にとってもお家に帰ったら親がいて、学校での話を聞いてくれるのって本当に嬉しいことなんです。
小1というのは新しいことの連続なので、親に聞いてほしいことがたくさんあります。
いろんな話をしてくれる子供をみて、「退職して良かったな」と思えるのです。
宿題や持ち物など確認する余裕ができる
仕事をしていると、宿題や持ち物確認は子供に任せがちになってしまうことが多いですよね。
結果、宿題をやってなかったり忘れ物が多かったり・・・
懇談で先生から言われてママは凹んでしまいます。
でも、退職したことで子供の宿題や持ち物などを確認する余裕ができてくるのです。
宿題をゆっくり見てあげることもできる。
そうしたことができているときに「退職して良かった」と実感するのです。
小1ですから、宿題に出される内容を理解せずに帰宅する子供も多いです。
ノートの書き方一つも、やはり初めてのことなので理解するのに時間がかかる場合もあります。
そういう時にすぐに対応してあげられるのは、仕事を辞めたからですね。
仕事のストレスでイライラする事がなくなる
仕事をしていると、誰でも何かしらのストレスを抱えてしまいます。
職場でのイライラを家に持ち帰らないようにしていても、家に帰ると家事がたまっていて・・・
ストレスがたまるとイライラすることが多くなりますよね。
でも、小1の壁で仕事を退職したことで仕事のストレスがなくなります。
時間にも心にも余裕ができて、子供にも優しく接することができるようになっていきますよ。
そんな自分に気づいたとき、退職してよかったと思う人が多いです。
親が穏やかな状態だと、子供もいろいろ話しやすくなるものですよ。
親にとっても子供にとっても良いことですね。
夏休みなどの長期の休みでも心配しなくて済む
学校生活が始まると夏休みという長期の休みが発生します。
また、春休みや冬休みは半月程度お休みとなる場合がありますね。
仕事をいていると、長期の休みの間の子供をどうするか問題が出てきますが、そういう心配がなくなったことで
「退職してよかった」
と思えるのです。
子供だけで留守番させることもなくなりますし、日々いろいろ忙しくはなりますが、旅行の計画も立てやすくなります。
まだ小1ですから、長時間の留守番はやはり心配です。
仕事を退職したことでそういうことも回避できるようになりますね。
学童の時間を気にして急かされなくて済む
仕事をしていると、放課後学童に子供を行かせるという方が多いです。
でも、学童も時間が決まっています。
学童によって時間は異なりますが、18:30ごろまで預かってくれるところが多いです。
仕事をしていると、学童の時間を気にしながら慌てて職場から出るという方も珍しくありません。
でも、仕事を退職したことで学童の時間を気にして急かされることも無くなるのです。
退職してよかったことの一つですね。
小1の壁で退職して不安に思う事は?
小1の壁で退職して良かったこともたくさんありますが、やはり日々生活していく中でいろんな不安に思うことも出てきます。
例えば、今後の収入の事や正社員として復帰できるのか、次また仕事がみつかるかどうかなど、いろんな不安が出てくるのです。
お金や仕事に関する不安もそうですが、小1の子供の下に弟や妹がいる場合、それまで預けていた保育園にいられなくなるという不安もでてきます。
そんな不安に思うことを一つずつ詳しくご紹介しますね。
収入が心配
小1の壁で退職したことで、それまで共働きで2つ収入があったのに、収入が1本になってしまいます。
ということは、当然毎月の収入が減るということになるのです。
子供がまだ小さいうちはいいのですが、幼稚園・小学校・中学校と上がっていく毎にお金がかかります。
先々のことを考えて貯蓄もしていかなければいけないのに、収入が1本では思うように貯蓄も増えていきません。
今後のお金のことを考えると、不安は大きくなるばかりです。
また正社員で復帰できるか心配
小1の壁で退職したときは、また子供が落ち着いたら復帰しようと思っていたはずです。
ですが現実はそう甘くはありません。
子育てしている人を正社員で採用してくれる企業は、今の日本ではまだまだ少ないです。
正社員だからこそ得られていた収入も、契約社員やパートとなると当然そこまでの収入を得ることができなくなってしまいます。
どんなにキャリアを積んでいる人でも、子育てしながらの正社員での復帰はそう簡単ではありません。
その現実を知り不安になってしまうのです。
次の仕事を見つけるのが大変
子供が学校生活にも慣れ、学年も上がっていきそろそろ復帰に向けて仕事探しを始めます。
仕事探しを始めてみると、子育てしながら正社員として採用してくれる企業が少ないことを実感するはずです。
- 働ける時間が限られている
- 残業不可
- 子供の急な体調不良や学校の休校など、子供のことで休みがとりやすい方がいい
自分の希望する条件を挙げると、なかなか思い通りの仕事が見つからないことが多いですね。
私の友人も小1の壁のタイミングで退職し、子供が4年生になるころに復帰しようと仕事を探したそうです。
ですが本当に仕事を見つけるのが大変で不安だと電話で泣きそうになっていました。
結局、正社員はあきらめてパートで働いています。
想像以上に仕事を見つけるのが大変なことがわかると、不安になるのもむりないですね。
下の子が保育園にいられなくなる
小1の子供の下に弟や妹がいる家庭もありますよね。
兄弟姉妹で保育園に通っていて、上の子が小1になったタイミングで親が仕事を退職すると、無職ということになります。
仕事をしているという勤務実態があるからこそ保育園に入れられていたのです。
その勤務実態が無くなると、下の子が保育園にいられなくなるということになってしまいます。
そうなると幼稚園に入れる年齢なら幼稚園に、そうでないなら自宅で自分でみるか、他の施設を探さなくてはいけなくなりますね。
仕事への復帰も考えている場合、これはかなり不安材料となってしまうのです。
小1の子供がいる生活って大変?
小学校に上がるとラクになるよ~
なんてことをいうママっていますよね。
でも実際は、親がやらなければいけないことが増えます。
- 入学前の用品などの準備
- 名前書き
- 個人情報等の書類の記入
- 宿題のサポート
- 学校からの手紙のチェック
- お弁当が必要な日が年に数回ある
- PTA活動への参加
保育園や幼稚園にはなかったことがたくさんありますよね。
小1の始めのころは帰宅時間も早いですし、毎日のように何かしらお手紙を持って帰ってきます。
子供に毎日連絡帳や手紙を親に見せる習慣も付けさせないといけません。
私も子供が小1の時は、学校からの手紙の整理や連絡事項の把握など、慣れない事の連続で大変でした。
登校1日目にして少し発達障害のクラスメイトに突き飛ばされるというトラブルがあったり、学校から放課後に電話がかかってくることも・・・。
新しいことの連続で疲れがでないよう、健康面でもあれこれ気遣いました。ストレスを少しでも解消できるよう週末に外出してリフレッシュさせたりもしましたね。
小学校に上がるとラクだなんて嘘だと実感できるはずです。
小1の子供がいる生活は大変とまではいきませんが、ラクではありません。
そこは覚悟しておいた方がいいですね。
小1の壁は自分の働き方を見つめなおすチャンスかも?
小1の壁で仕事を退職するという道を選ぶ人もいますが、退職する前に仕事と家庭を両立する方法があるかどうか調べてみてはいかがですか?
会社によっては時短制度や在宅勤務などで、小1の子供のフォローをしながら働ける制度があります。
子供が小1になるこの機会に、今一度働き方を見直してみるのもいいのではないでしょうか。
今勤めている会社でそういった制度がないなら、思い切って転職を考えるのも一つの方法です。
いろんな働き方ができる会社が増えていますよ。
今のキャリアを捨てたくないという人も多く、企業側もその人に合った働き方ができるよう、環境整備や制度改革を進めています。
小1の壁にぶち当たる前は、今のあなたの働き方を見直すチャンスなのです!
一度転職エージェントに登録して相談してみてください。
今のあなた、これからのあなたにあった働き方を見つけて下さいね。
小1の壁で退職して良かった事は?理由や逆に不安に思う事のまとめ
小1の壁で退職して良かった事や不安に思うことをご紹介しましたが、表にまとめると以下のようになります。
良かった事 | 不安に思う事 |
生活が変わって不安な子供に寄り添える | 収入が心配 |
急な学校の休みなどに慌てず対応できる | また正社員で復帰できるか心配 |
ゆっくりと子供と過ごせる | 次の仕事を見つけるのが大変 |
宿題や持ち物など確認する余裕ができる | 下の子が保育園にいられなくなる |
仕事のストレスでイライラすることがなくなる | |
夏休みなどの長期の休みでも心配しなくて済む | |
学童の時間を気にして急かされなくて済む |
こうしてみてみると、良い事の方が多いですね。
小1の子供がいる生活は何かと大変になります。
そういうこともある程度想定したうえで、小1の壁を迎える前に自分の働き方を見直してみるのもいいですよ。
子育てしながらの自分が、無理なく働ける働き方とはどういうものか、今一度考えてみるのもいいのではないしょうか。