夏休みになると、宿題でよくある読書感想文。低学年の内は、自由選択の宿題だったのに。
中学年になると、必須になりますよね。
書くのをめんどくさがる子供たち・・・。
私も2人子供がいますが、いつも読書感想文の宿題には手を焼いています。
「何を書けばいいの~?」とか、「どうやって書くの~?」とか・・・。まず、どの本を選んだら良いのかわからない。
そして、小学校3年生・4年生くらいの中学年になると、感想文の文字数も多くなるため、内容量が多い、ちょっと長めの本で読書感想文が必要になってくると思います。
ここで、小学校3年生・4年生の読書感想文の書き方のコツや、題名や書き出し方、そして子供たちへの教え方などを紹介していきたいと思います。
読書感想文の書き方のコツ・中学年への教え方は?
小学校中学年の読書感想文は、低学年の頃よりしっかりとした児童書を見て書くことになります。
書き方のコツとして、本は自分と同じ目線になるようなものを選んではどうでしょうか。主人公になった気持ちでかけるので、書きやすいです。
自分だったらこうしたんじゃないか、自分だったらこう思う・・・などと、自分と比較すると文章がすらすら進むと思います。
もしくは、課題図書になっている本もおすすめです。課題図書は、年齢向けに、人選された人たちが書きやすい本(体験を入れやすかったり、身近な出来事に結びつけやすかったり、テーマがわかりやすい)を毎年選んでいます。
実際に書かれた子も、課題図書の方が文章作りが作成しやすかった。あらすじも分かり易かった子が多かったです。自由図書でも、子供が好きな本だったり、興味がある本でしたら、楽しくあっという間に読み終えることができると思いますが、家族が選んだり、誘導したものは、中々感想文が書き進まないものです。
読書感想文を書くにあたって、本は、数回読む必要があります。なぜなら、1回読んで、2回目読んだら、印象が変わってくるからです。なので、興味がなかったり、自分の意思で選んだ本でない場合は、逆に本が嫌いになってしまう可能性もあります。
毎年課題にされるものなので、選ぶ際にはじっくり、時間をかけてさがしてもよいでしょう。
サイト等にも、おすすめの図書がカテゴリー別に紹介しているので、自分に合ったテーマを探してみてもよいですね。
親も検索については、お手伝いしてあげてもよいと思います。
次に書き方の基本も実際にはあります。急に書いてといわれても、難しいですよね。
そこは、親や先生が書きやすい進め方を教えてあげる必要があると思います。
では、次に読書感想文の教え方についてです。
まず重要なことは、本選びになります。ここからです。
なるべく、親も同じ本を読んでおくといいですね。
そして、子供に面白いと感じた場面、印象に残った場面などをインタビューしていきます。
親の意見をいいすぎないよう注意しましょう。
場面を忘れないように、付箋を張っていくというのも一つの方法です。
このインタビューをもとに文章を書いてみてもらい、それでもまた悩むようならまたインタビューを重ねるなど、親が文章を書く導きをしてあげればよいと思います。
中学年の文字数は何文字くらい書く?枚数は?
読書感想文の文字数の目安についてですが、学校からの指示がない限り「青少年読書感想文全国コンクール」の文字数になります。
小学校3年生・4年生(中学年)でみると、1200字以内で原稿用紙3枚です。
読書感想文の題名や書き出しは?
読書感想文の題名をつけるのはとても難しく、子供たちも悩みます。
どうやって子供にヒントを教えるのか、教え方について紹介します。
・本を読んで感動したこと・心に残ったこと
・なぜ?どうして?など、疑問から始める
とりあえず、これをポイントとして題名を考えてはどうでしょうか。
私の子供への教え方についてです。
私の子供は、ポイントがたくさんあるとその中から選ぶのに時間がかかってしまうので、簡単に一覧にし、ポイントをしぼって選ばせ、慣れてくれば他にもこんなポイントがあるんだよと伝えるようにしています。
書き出しの書き方についてです。
まずは何から書けばいいのかも、よく子供に聞かれます。
なので、私なりに本などを参考に書き出しの教え方を考えてみました。
・なぜその本を読んだのか、選んだのかを書く
・簡単な本の内容を書く
他にも方法はあると思いますが、この2つから選ぶことが書きやすいようです。
読書感想文に慣れてきたら、書き出しにインパクトがある1文を持ってきたいです。
これができる余裕が出てくれば、なかなか上級者な気がします。
小学生の読書感想文の構成は?
文章の書き方の基本は、起承転結です。
小学校3年生・4年生の読書感想文でも、これの通りにすすんで行くのが良いと思います。
起 → これから書く文章の説明を書いたり、本を読んだきっかけなどを書く
承 → 自分なりに感じた本の感想、簡単な解説を入れてみるのもよいでしょう。ストーリーの中で心に残ったことなどを書く どこの場面が印象に残ったのか。理由も含めて書きましょう。いくつかあると思うので、1つごとに場面、理由を書くようにしましょう。
転 → 「承」で書いたことに対して、違う方向から本を考えてみたり感じた事を書く
結 → 「起」で書いたことに連動させて、感想や読んでみてどうだったのかなどまとめる
読書感想文の終わり方は?
読書感想文の終わりの書き方についてです。
書き出しの部分と連動させて終わるとまとまります。
なぜその本を選んだのか、から書き出しが始まるとします。
それに対して、その本を選んで自分はどう思ったのか、これからの自分について想像して書いたり、もし、自分だったら・・・を書いても良いですね。ユニークに仕上げるなら、最後に皆に向かって質問した形で終わるもの面白い終わり方になりますよ。
小学校3年生でも作文に書きやすい本は?
低学年の頃の読みやすい絵本からステップアップするのが3年生です。
活字の本での目安が、200ページ以下です。
目安はあるものの、自分のお子さんの本を読むレベルに合わせ、最後まで読める本を選ぶことが大事です。
3年生が読書感想文を書きやすそうな本を少4冊紹介します。
・僕とニケ
・ハチ公物語~待ち続けた犬~
・にちようびは名探偵
・はれときどきぶた
動物が出てくるストーリーや謎ときがあるストーリーは、3年生が読みやすいと思います。
自分を主人公に重ねやすいものでもあると思うので、参考にしてみてください。
小学校4年生の読書感想文におすすめ本は?
小学校4年生は、高学年になるとメッセージ性の強い内容の本になってくるので、そういった本を読んでもいいし、苦手ならばまだ読みやすい本を選んでもよい、という学年です。
・あらしのよるに
・ハリー・ポッターと賢者の石
・くちぶえ番長
・コケシちゃん
子供一人一人に読みやすい本があるので、興味のある本を自分で選ばせるのがいいと思います。
毎年課題図書になる本なども読みやすいものが多いのでそこから選んでみるのもいいかもしれません。
3年生も4年生もですが、文字だけの小説は苦手な子にお勧めな本を選んでみました。イラストがあるだけでも、物語が分かりやすくなります。
今回は、書きやすいお話しを紹介しましたが、もちろんこれだけではありません。小説を選んでも良いのです。知っている本でも良いですし、一度書いたことある本でも書いてみると、またその時とは考え方や経験の量も変わっているので、違った感想文になると思います。
【読書感想文】小学校3.4年生の書き方のコツや題名・書き出しは?中学年への教え方のまとめ
本を読んで感想を書く、とても難しいと子供たちは言います。
確かに、頭で考えたことを文章にするのは難しいことです。
小学校中学年くらいになると、少し本の内容もページ数も多くなりますし、私たちがポイントを教える教え方も少し高度になります。
とりあえず書いてみる、それを読んでおかしな場所を直す、を繰り返していけばなんとか書けるようになるはずです。
読書感想文を書いて、本を読むのが楽しかったと思ってもえるきっかけになったらラッキーなことです。
読書感想文は、書き終わった後に、必ず自分の感想文を2回は読んでみましょう。自分のを読んでどう思うのかも大切なことです。
そして、友達の読書感想文を読む機会があれば、読ませてもらうとまた、違った書き方や言葉等の使い方も学べて、楽しいですよ。是非おすすめなので、やってみてくださいね^^